育休めぐる不利益扱いで悪質企業名公表へ | もっと知りたい労働法!

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東京都町田市を拠点に両立支援、労使トラブル、障害年金などに対応、『悩み』を『戦略』に変える労務管理を提案する特定社会保険労務士櫻井三樹子のブログです。日々の疑問や矛盾と戦います!!たまに日本酒でまったりします。

政府は、育児休業の取得を機に退職させたり、取得させなかったりした悪質な企業名を9月末から公表する方針を固めた。国の指導に応じなかったり、虚偽の報告をしたりした場合には「20万円以下の過料」とする考え。厚生労働省の調査によると、育児休業取得で不利な扱いをされたとの労働者からの相談は2008年度に1,262件あった。
(SJS社労士情報サイト)

「派遣切り」ならぬ「育休切り」の苦情も増えています。育児休業を取るという社員さんとは、少子化と労働人口減少の中で子供を生み育てながら仕事も頑張ろうという、素晴らしい人材です!それを育児休業したから退職なんて…これからの世の中に逆行した後ろ向きな企業です。企業名を公表すべき!「20万円以下の過料」もいいでしょう。これから日本はどんどん労働人口が減るのです。いくら経済不況といえども、回復する日が来ます。ですから、こういう人材を切らずに柔軟な働き方を会社から提案してあげるという考え方はいかがでしょうか?

子どもは大きくなりますから休業や短時間労働が必要なのは、終身雇用メインの会社ならば、一人の労働者の労働期間のうちのほんの何年かなのです。社員が子供を育てながら働き続けることのできる企業は、『魅力ある企業』『働きたい企業』『良い企業』として注目されること間違いなし!そんな企業が増えていくためにも、企業名の公表に大賛成です

sakurai


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