営業利益5000万円はすごいことなのか?~労働生産性~ | 経営者向け60秒ブログ

経営者向け60秒ブログ

北九州市内で社会保険労務士の仕事をしています。このブログは中小企業の経営者を応援するために書いています。そのほか、自分自身の勉強のためと、社会保険労務士の業界振興のためにも書いています。

 ■営業利益5000万円はすごいことなのか?

 

 営業利益5000万円・・・なんとなくすごい気がする。ふだん目にしない大きな数字だから。

 

 しかし、これがすごいかすごくないかはこれだけではなんともいえません。気になるのは組織の大きさです。組織の規模によってまるで印象が異なります。社員10人の会社であれば、1人が1年かけて500万円を稼いだことになりますが、5000人の会社であれば、1人が1年に1万円しか稼いでいないことになるので、むしろ虚しい数字に見えてきます。

 

 とはいえ、一般的に大企業の方が給料は高めですし、社員の数だけでもなんとも判断できません。

 そこで気になるのが、社員の給料です。上記のたとえで言うなら、5000人の企業の社員が高級取りのか、薄給なのかで企業の印象は異なります。高級取りであれば、営業利益が上がらなくても仕方ないともいえますが、薄給でなお且つ企業に十分な利益が上がっていないとなれば、その会社の将来は暗いといえます。

 

 これを数値にする方法が労働生産性です。営業利益+人件費+αで付加価値額を求めて、それを人数(または時間)で割ることで求められます。人数で割ると、パートタイマーはどうするのか?とかパートでもほぼフルタイムのような社員はどうするのか、とかいうメンドウなので、ザックリ全員の労働時間で割るとわかりやすいと思います。

 社長さんの中には売上げと経常利益だけ見て、決算を終わらせる方もいると思いますが、それだけで組織の中身を知ることはできません。特に人口減少が加速するこれからの時代、少人数でもしっかりと利益の上がる組織作りをすることが重要ですし、数値で理解するうえで労働生産性欠かせない指標となるでしょう。

 

 ちなみに昨日は組織の大きさは組織の強さを表さない、と言う話をしましたが、この労働生産性という指標は組織の強さを知るひとつの手がかりになると思います。労働生産性があがっていくことはピータードラッカーに言わせれば『より完全に近づく』ことでもあります。

 

営業利益5000万円はすごいことなのか?

 ●社員数で大きく異なる

 ●社員の給料が多いか少ないかも影響する

 ●労働生産性がその指標になる

 ●これからの時代は労働生産性が重要なキーワードになる