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平成27年度の社労士試験を受験された皆さま、本当にお疲れさまでした!
また、コメントをいただいた皆さま、本当に有り難うございます。

今回は、皆さまから寄せられたコメントも踏まえ、選択式問題のレビューを行います。

なお、今年も救済予想は行いません。各設問の目標点は、あくまでも得点したい点数であり、基準点を予想するものではない点を、ご了承ください。

<選択式試験の総評>

今年は昨年から打って変わり、選択式は一気に難化しました。

いずれの科目についても、楽に4点以上を取れるような出題はありませんでした。

特に、労災保険法・労働一般常識の2科目については、いわゆる奇問と言われるような出題であり、事前に出題内容を予想することは困難であったと考えます。

労災保険法については、空欄Aはテキスト等に記載があるものの、他の選択肢と迷うような作りとなっていました。また、空欄Cを除く、その他の空欄については、いずれも推測と消去法で対応せざるを得ない出題でした。ただし、空欄D・Eは、規定の趣旨を考えれば正解することができたと考えます。

労働一般常識については、そもそも3点を取ることができないように設計したと考えられます。ただし、空欄Dについては、中小企業も含めたごく一般的な方法と考えれば、選択肢4を選ぶことができたと考えます。また、空欄Eについては、選択肢2と4で迷った方が多いと考えますが、文章のつながりを踏まえれば、選択肢2を選ぶことができたと考えます。

#ちなみに、労働一般常識は、あらかじめ4択化されていましたが、容易に4択化できる語群であり、出題者の意図がよく分からない出題でした。

また、今年は改正事項からの出題であっても、かなり細かい部分からの出題が目立ちました。

国民年金法については、改正事項からの出題とはいえ空欄B・Eは細かい部分からの出題であり、改正事項ではない空欄C・Dは非常に細かい部分からの出題であり、3点の確保はかなり難しかったと考えます。

その他の科目についても、インプット学習にラフな場合があると、簡単に3点を割ってしまうような出題が多く(厚生年金保険法が代表格)、全体的に難易度が高かったと考えます。

以上のことから、今後の学習においては、以下の4点が重要であると考えます。

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1)テキスト等で強調されている語句や数字は必ず押さえること
2)特に、雇用保険法と健康保険法については数字に敏感になること
3)改正事項についても、重要度の高い部分については手を抜かないこと
4)知識で解けない問題については、規定の趣旨やごく一般的な根拠から解答を推測できるようにすること(労災DE、労一Dなど)

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では、設問ごとにレビューを行います。

1)労働基準法/労働安全衛生法 ・・・ 目標点:4点

A:20:易:事業場外労働のみなし労働時間制の要件であり基本事項
B:12:易:空欄の前後から絞り込みが可能
C:17:易:妊産婦の定義であり基本事項
D:15:普:やや細かい部分であるが通常のテキスト等には記載あり
E:7:普:やや細かい部分であるが絞り込みは可能


2)労災保険法 ・・・ 目標点:2~3点

A:6:難:テキスト等で強調されているが選択肢16・18と迷いやすい
B:19:普:テキスト等に記載はあるが細かい
C:7:易:第2種特別加入者は団体を通じて加入することが分かれば容易
D:11:普:規定の趣旨を考えれば他の選択肢は入らない(が、勇気がいる)
E:15:普:規定の趣旨を考えれば他の選択肢は入らない(が、勇気がいる)


3)雇用保険法 ・・・ 目標点:4点

A:15:易:基本事項
B:3:易:改正事項、基本手当日額の50%であること知っていれば容易
C:18:易:基本事項
D:10:難:選択肢12(31日)と勘違いしやすい
E:8:易:基本事項


4)労働一般常識 ・・・ 目標点:2点

A:4:難:サンプル以外の3択であるが正解を導く根拠やヒントがない
B:4:難:マイナーなデータであり、かつ選択肢2を選びやすい
C:1:普:選択肢1・2の2択であるが選択肢2を選びやすい
D:4:易:中小企業も含めたごく一般的な対応を考えれば他の選択肢は入らない
E:2:普:選択肢2・4の2択、ただし直前の文章から選択肢2を選びたい


5)社会保険一般常識 ・・・ 目標点:3~4点

A:11:易:目的条文からの出題であり基本事項
B:15:普:目的条文からの出題であるが他の選択肢とも迷いやすい
C:1:普:目的条文からの出題であるが他の選択肢とも迷いやすい
D:6:易:目的条文からの出題であり基本事項
E:13:普:基本的理念からの出題でありやや細かい、空欄Dとダブルマーク対応もあり


6)健康保険法 ・・・ 目標点:3点

A:11:難:細かい論点、丁寧にテキストを読んでいたかどうか
B:19:難:細かい論点、丁寧にテキストを読んでいたかどうか
C:15:易:基本事項
D:3:易:他の科目と共通の改正事項であり容易
E:8:易:他の科目と共通の改正事項であり容易


7)厚生年金保険法 ・・・ 目標点:4点

A:3:易:基本事項
B:2:易:基本事項
C:1:易:基本事項
D:1:普:基本事項であるが知識の正確さを要求される
E:1:普:生年月日からいわゆる有利読み替えがないことが分かれば正解できる


8)国民年金法 ・・・ 目標点:2~3点

A:13:普:選択肢17との2択
B:14:難:選択肢10を選びやすい
C:5:普:細かい部分であるが推測もできる
D:1:普:選択肢2との2択
E:15:易:改正事項であり容易


以上から合計目標点は、25~26点となります。

なお、合格基準点は20点台前半であると考えます。

次回以降、2回に分けて択一式のレビューをお送りします。


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