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引き続き、「なぜ?と考えることの重要性」について考えます。
前回の記事では、1つ1つの選択肢について、なぜ?という「根拠」をもって正誤判断することの重要性についてお話をさせていただきました。
しかし、問題を解くときにのみ、「根拠」を考えるのでは足りません。問題を解いた後に、その「根拠が正しかったか否かを検証」することが更に重要なのです。
選択肢の○×が一致していたとしても、その「根拠」が間違っていれば、それは正解とはいえません。「たまたま正解」できたに過ぎないのです。
ですから、問題を解いた後は、正誤判断をした「根拠」が正しかったか否かを解答解説で検証しましょう。そして、その「根拠」が間違っていた場合には、「不正解」と捉え、次は正しく根拠を指摘できるようにしましょう。
自分の間違いを認めることは、なかなか受け入れ難いことかもしれません。しかし、それを受け入れることが、必ず実力の向上につながります。
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~本日の論トレ(論点トレーニング)~
以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!
<平成20年度 雇用保険法 第9問E>
労働保険徴収法第12条第4項によれば、土木の事業の雇用保険率は、清酒の製造の事業の雇用保険率と同じである。
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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!
では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。
労働保険徴収法第12条第4項によれば、土木の事業の雇用保険率は、清酒の製造の事業の雇用保険率と同じである。
本肢に掲げる「土木の事業」は、「建設の事業」の区分に分類されます。
これに対して、「清酒の製造の事業」は、「農林水産業、清酒製造業」の区分に分類されるため、両者の雇用保険率は異なります。
なお、雇用保険率は以下のとおりです。
a)一般の事業 :1,000分の「13.5」(法本来は17.5)
b)農林水産業(※)、清酒製造業:1,000分の「15.5」(法本来は19.5)
c)建設の事業 :1,000分の「16.5」(法本来は20.5)
※雇用に関して、季節的な影響を受けない業種を除く
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