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前回に引き続き、「過去問の歩き方(択一式編)」をご紹介します。

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今日は、最終回として「記録の残し方」についてお話しいたします。

前回の記事では、社労士試験においては「重要規定について、不得意分野を作らないこと」が重要であるというお話をさせていただきました。ところで、どの部分が不得意分野であるかをどうやって判別するのでしょうか?

これには、自分が解いた選択肢(設問単位ではなく、選択肢単位であることが重要です)について、「記録を残すこと」が最も効果的であると考えます。

そうすると、即座に思いつくのが「正解、不正解」という結果の記録です。しかし、これだけでは足りません。何故なら「正解」には、「再現性があるものと、そうでないもの」があるからです。いくら「正解」した選択肢であっても、それが、「たまたま」結果的に正解であったものは、次に正解できるとは限りません。この場合には、同じ論点の出題であっても、「文章構成や問う角度」が変わった場合には適切に対応できないからです。また、それが自信をもって正解できたか否かという点も非常に重要です。

私は、結果を記録する際には、少なくとも選択肢ごとに「3種類」くらいのマークが必要であると考えています。たとえば、「○、△、×」のように分類することが考えられます。「○」は、その選択肢の出題論点が分かり、正誤判断の根拠を明確にして自信をもって正解できたもの。「△」は、選択肢の出題論点が分かったが、正誤判断の根拠にはやや自信がなく正解できたもの。「×」は、不正解であったものや、正誤判断の根拠が間違っていたもの、まったく自信のなかったもの。という具合です。

ポイントは、「正誤判断の根拠にやや自信のなかった選択肢を明確にする」ということと、「たまたま正解であったものは不正解として捉える」ことにあります。このように分類することで、自分の弱点が明確になりますから、効率的に過去問学習を行うことができます。もちろん、「△、×」の弱点克服に力を入れることはいうまでもありません。

さて、4回に渡ってお送りした「過去問の歩き方」は如何だったでしょうか?マークシート試験とはいえ、意外にも奥が深いのが択一式試験です。皆さまの過去問学習の参考になれば幸いです。

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~本日の論トレ(論点トレーニング)~

以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!

<平成21年度 労災保険法 第7問E>

特別支給金は、社会復帰促進等事業の一つとして、労働者災害補償保険特別支給金規則に基づき、二次健康診断等給付以外の労災保険の各保険給付に対応して支給される。


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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!

では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。

特別支給金は、社会復帰促進等事業の一つとして、労働者災害補償保険特別支給金規則に基づき、二次健康診断等給付以外の労災保険の各保険給付に対応して支給される

二次健康診断等給付の他にも、以下の保険給付には、対応する特別支給金がありません。

・療養(補償)給付
・介護(補償)給付
・葬祭給付(葬祭料)

なお、前半部分は正しい記述です。


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