算数難問トレーニング(武蔵村山での授業) | スタディ・レボリューションの「SR式」教育日記

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「学ぶ人が主役」になれば全ての教育は成果が出る。
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こんにちは。先週の木曜日は、算数特進講座で、武蔵村山市立第三小学校に行ってきました。

 

今回は、円を使っての角度を求める問題を2問、数字なぞなぞ2問を出題しました。

 

今回は一回帰宅してからの登校だったようで参加人数がまさかの3人でしたが、

 

人数が少ない分一人一人にしっかりと説明ができました。

 

みんな素直で、一つずつヒントを与えるとすぐに「ということは」と考え、新しい情報を自分で見つけていました。1年やってきて、SR式が浸透してきた結果です。

 

ヒントを与えすぎず、自分で気づけるような指導を心がけました。

それもあったせいか、久しぶりに来た子が問題が解ける度に「面白い」「特進に来てよかった」といろんな言葉を言ってくれました。

 

楽しむ授業をより心がけたいです。

 

それでは、本日の問題をテーマに、一問ずつ、SR式ではどのように思考すればよいのか、考えていきたいと思います。

 

一問目はこの問題。みなさんはどのように考えますか?

お分かりのように、いきなり一発でⅩをだすことはできません。

(ちなみに円周角の定理を習うのは中学校です。)

 

見つけてほしい「手がかり」は、

「左下の角が35°」

「左の三角形が二等辺三角形 」

「右の三角形が二等辺三角形」

の三つです。

 

その「手がかり」が読み取れたら、今度は新しい「手がかり」を自分で作りだすプロセスです。

 

「左の三角形は二等辺三角形」

「左下の角が35°」

という「手がかり」に「ということは」と投げかけます。

 

すると、、、

 

「左の三角形の上の角度も35°」

という「手がかり」を見つけることができます。

 

これがSR式でいうところの「思考」です!

 

今度はこの新しい手がかりも加えて、さらに新しい手掛かりを作り出すために「ということは」と再び投げかけます。すると、

 

「左の三角形の真ん中の角度が180-(35+35)=110°」

という「手がかり」が見つかると思います。

 

このように考えていくと、右の三角形の赤く塗りつぶした角度、そしてさらにはXが求まります。ここでは最後まで解説はしないので、みなさん考えてみて下さい。

 

それでは二問目です。

この問題はどうでしょうか。先ほどよりも難易度が上がっています。

 

まずは手がかりです。

「左上の角度が20°」・・・①

「左下の角度が50°」・・・②

「円の中心から三本の線が円周に向けて伸びている」・・・③

この三つのことが分かると思います。

 

次は「ということは」です。

ということは・・・?

③から

「この三本の線はすべて円の半径なので、すべて等しい」

ということが分かります。

 

ということは、

「小さな三角形三つはすべて二等辺三角形」

ですね。

 

ということは、

「左上の三角形も二等辺三角形」

なので、

「左下の角度も20°」

という新しい「手がかり」が見つかります。

 

また、

「下の三角形も二等辺三角形」

なので、

「右下の角度も50°」

です。

 

さあ、あとは考えてみてください。

 

 

このような、頭の体操的な問題も時々行っています。

よかったら考えてみて下さい。

(宮島)

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こちらは

「算数難問トレーニング」というカリキュラムの指導です。

 

詳しくは、

「算数難問トレーニング」のページをご覧ください。

 

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