社労士の管理書類は、「個人情報」の塊です。
前職もそのような類でしたので、神経は使っていました。私は、うっかり者なので、危うく始末書を書く一歩手前でセーフということはありました。
コンビニのコピー機の中に、お客様情報を置き去り・・・・。ややあって、全力疾走をしてコンビニのもどり、コピー機のふたをあけ、ほっとしたことがありました。
当時、同僚がお客様との契約書を紛失して、大事になりました。
前職の職種の行政窓口は、厚生労働省だったので、理事長はことの顛末を
かくかく云々と報告しなければならなかったそうです。
私はまだら模様の職業生活をおくっていますが、唯一の共通事項は「目に見えないものを売っている」ということです。亡父は「鉄は国家なりの時代の鉄鋼マン」でしたし、主人は高度成長時代の申し子「四日市コンビナートの主力企業マン」で、このお二人は製造業でした。私は、製造業を生業にする家庭に育ち、嫁ぎ、三度のご飯と雨露をしのがせていただきました。
ところが自分は、一度も製造業に関わってお仕事をしたことがありません。
すべて、手数料商売・・・・。クレジットカード会社しかり、社宅時代のお子様相手の先生業しかり、共済型の保険業しかり、そして、これが最後の社労士業も・・です。
製造業とて「個人情報」をおろそかにして良い時代では最早ありませんが、
会社の核は生産された商品の品質です。
ところが、手数料商売をする世界は、自分を信用していただくことが何よりの
優先事項です。とどのつまり、「自分が商品」です。
信用していただけるからこそ、先方様は自らの秘密を教えてくださいます。
耳にした会社情報は、たとえオフレコであっても口にチャックです。
大きな台風が日本に横断したので、ニュースは当然に気象情報がメインです。安全なはずの家にいながら、被害にあわれた方がいらっしゃるのですから、
台風の動きに敏感になります。未曾有規模の台風だったので、想定外の傷跡が列島に残りました。そのニュースの陰に隠れてはいましたが、就学前のお子さんを対象にした通信教育で有名な会社の、顧客データーが流出事件が報道されました。
子トラのキャラクターで、○○ろうという愛称で、遠い昔の我が家にも毎月
届いていました。流石に息子は就活に入ろうかという年齢なので、我が家のデーターは古すぎて使い物にならなかった・・・・!?
それでも、就活年齢なので、会社の成り立ちによっては欲しい名簿リストです。
漏れれば、いくらでも買い手はあります。
何せ全国規模で、同じ年齢のDMリストは魅力的です。
どうしてこのような事態に陥ったかは、調査中・・・・。
調査後に原因がわかっても、一度世の中に出回った名簿は、人から人へと値段がついて動きまわります。
こういうことを未然に防ぐために、町内会、学校、会社も名簿を作らなくなっています。どこから手繰ってこられたのかは、???ですが、主人への電話の多いこと!団塊世代で、裕福なリタイアと勝手に決め込んでの、電話営業です。
投資、お墓・・・・。大きなお世話なので、多くは語らず主人には故人になっていただきます。すると正直で調子の良い営業マンは「名簿から、決しておきま~す。」と明るい応対です。
この戦法が功を奏したのか、我が家が悠々自適な熟年家庭ではないことが知れ渡ったのか、最近は勧誘電話は激減しました。
主人はハイリスクノーリターンの大学生への仕送りで、未だに現役続投を余儀なくされています。専業主婦希望の私まで巻き込んでの、社労士稼業です。
こちらのほうも、コピー機、顧客獲得のノウハウ、求人まで幅広い電話営業、
FAX営業の受け手となります。
これは、登録しなければ社労士を名乗れないので、「忍」の一字です。
面白いやりとりは、顧客ゲットの勧誘には「すいません、私どもはこれ以上お客様を増やすゆとりはありません。今、いらっしゃる方で一杯で・・・。」というと、
奇妙な沈黙が生じます。
最近は、この言葉も押し売り撃退の虚言ではなくなりつつあります。
実際、二人で手分けをしてやっと、納めている状態です。
かといって、収入は私達のところで留まることはなく、収入即予想外の支出の繰り返しです。
初めにもどって、我が家のような小さな事務所でも、お客様の情報には細心の注意をはらいます。
個人情報が流出したときのとめどのなさを考えれば、当たり前のことです。
子トラさんの会社の株が、ストップ安寸前なのは、世の中の人の思いの鏡だと思います。
そういえば、個人情報の法律施行直前に、私の住む自治体の住民リストが
流出しました。それなりの世代のお宅には、「オレオレ詐欺」の電話が殺到したと
・・・・。
仕事の途中で寄るスーパーでも、お客様からの書類はしっかと握りしめなければなりません。
子トラさんからの教訓です。
電機製品は、時を同じくして不具合が・・・。
これは、ネットで買った我が家の新参者です。
絶対に掃除などしない主人が、いつも買ったばかりの掃除機だけは、
最初に使います。
これが毎日続けば、私はうれしいのですが。
冷蔵庫、洗濯機も最後に力を振り絞ってのご奉公・・・。
その音から、買い替えが秒読みなのが、わかります。
だから、収入が支出にすぐさま変身するわけです。
