スコットランドが、大英帝国に残るか、分離独立するか・・・?!
世界中が落ち着かない様子の報道が、日々伝えられる中、安泰と思い込んでいたイギリスで、国の成り立ちを揺るがしかねない住民投票。
投票日が迫って連日、ニュースになって初めて私は知ったので、世情にうといとしかありません。お恥ずかしい限りです。
イギリスの国旗が、イングランドの赤の十字とスコットランドの青地に白いクロス、そしてアイルランドの赤のクロスの三つの国の旗を重ねてできたということを、息子が中学生の頃に使っていたPurogressという英語の教科書で知りました。私の大学の学士論文が、英国の女流作家ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」だったのですから、穴があったら入りたいレベルです。
遅まきながら息子に英語を教えながら知ったことなので、今回のことも寝耳に水ではありましたが、あっても不思議はないことかと・・・・。
歴史ある伝統の遠いお国の出来事ですが、昨今は遠い世界のちょっとしたことでも、下々の生活に影響がでるので、大英帝国の領土の30%は気にかかることでした。
結果は、わずか10%差でスコットランドは独立しないことになり、ほっとした人あり、がっかりした人あり・・・・様々だろうと思います。当事者のスコットランドに住む方々は、投票差が僅差だったので、どちらになっても大変です。
独立派は、若年者に多く、変化を望まない傾向にある高齢者は反対が多かったと報道されています。そして、投票に行った人は、高齢者が若者を上回っていたので、投票結果は数の論理です。
若い世代は今後増える一方なので、このバランスは年を重ねるほど、独立派に傾くことになるのでしょうか?
この投票は、一度限りという約束事が政治レベルであったようなので、二度はないのですが・・・。先行きの不安は、残る投票結果です。
ここ最近の耳学問なので、偉そうなことは言えませんが、もしスコットランドが独立すると、イギリスは単に領土と国民を失うだけではなく、安全保障の面でも
厳しくなるとのコメントがあり、イギリスは大国としての資格も危うしという絶対的なピンチだったようです。
国は大きければ、大きいほど国際社会での発言力がまし、それが自国の国益につながる。ある意味、事実ではありますが、小国でも住民の幸福度が高い国も沢山あります。
私は、世界を変えるなどという大それた考えもなく、ただ日々、目先のことに追われる毎日です。
世の中には、常に世界に歴史に目をむけ、あるべき姿を世間に発信される立派な方がいらっしゃいます。
個人的には、塩野七生さんがそのような方かと考えます。
主人がこのイタリア在住の日本人作家のファンで、かれこれ30年近くの読者です。私は出世作の「チェーザレ・ボルジア」とエッセイを好んでいるだけなので、読者としては、末席に坐しています。
ただ、最近のコメントで「戦争はパワーバランスが崩れた時に起こる。」と言われたのが印象に残り、最近の戦場報道の度にその言葉が思いだされます。
塩野先生の言葉が説得力を増してきます。
イギリスがスコットランドを失うことにより、ヨーロッパのパワーバランスが崩れることは必須で、ヨッロッパ各国は、今回の投票結果を歓迎しています。
一民族一国家と連呼された時代もありました。
その結果が、良かったかというと・・・・良い面、悪い面の両方だった。それが、事実です。
「政」に正解はなく、「政」の負の部分は、下々が補てんする・・・・いずこの国も
同じだと思います。
投票結果で現状維持が決まったので、今後しばらくイギリスが国際ニュースのトップ記事に登場する頻度が減るのは確かです。
イギリスに行ったことはありますが、スコットランドまでの余裕はありませんでした。この地を訪れることがあるかなあ・・・・。自分に残った時間とお金を考えると、ちょっと難しい!
庶民の現実は、こんなところです。
風力発電です。
環境に優しいエネルギーが、もっと増えると良いです。
