企業活動の目的とは、なんでしょうか?
アメリカの著名な経営学者ドラッガーは、面白いことを述べています。
「あらゆる企業活動に共通した目的がある。それは顧客を作り出すことだ」というのです。「顧客を作る」とは、「喜ばれる商品やサービスを提供することで、待ち望んでいてくれる人」を増やすことだと、わたしは考えます。
企業活動の目的というと、真っ先に「お金をもうけること」「利益をだすこと」を思い浮かべる人もいるでしょう。つまり、ある意味「自分のため」に利己的なものだと捉えるのが、一般的です。

しかし、ドラッガーは、「人のために」喜ばれる商品やサービスを提供することこそが目的であり、そういう企業こそ発展していくと、いいたかったのではなでしょうか。利益にばかりこだわる人に、いい仕事はできないものです。
ドラッガーの考え方は、禅に通じるところがあります。
「天下の人のために陰涼とならん」という禅語がそうです。
「陰涼」とは、夏の激しい日差しを遮る木陰のことで、それを人々のために作ろうというのです。つまりこの言葉は、「人のためになる人間になりたいと思います」という、決意を込めた言葉なのです。
自分のためでなく、人のために生きることが禅僧の正しい生き方だと教えています。企業も人も同じ、長い目で見れば、人のために生きる人こそ、幸せになるのです。
自分の欲よりも人のために生きてみる
「いい事」が一杯起こる!禅の言葉より





