相談は、一人の女子大生。気弱なため、口数少なく、すぐ泣く、運動が苦手で動作も遅いなど、人から侮られることがたくさんあり、これまでバカにされ、都合のいいように利用されてきたという人です。
そんな性格を憎み、産んだ親さえ憎んで、生まれてこなければよかった、と思いつめているという相談です。

回答の先生は老子のことばを引用しました。
水は先を争うことなく、あるがままに流れて、人が好まない低い所にとどまり、万物を潤す。
実に弱々しいけれど、硬い岩をゆっくり砕き、長い間に大きな役割を目立たずに果たす。
私もこういう生き方ができないかと模索しています。あなたが、殻を破って、人にガツンといえる人になれたとして、ガツンとあちこちで言えば、結局は自分が傷つくんです。
小さな自分を声高に主張しても、いくらのものでもありません。対して、控えめで無心で水のようにあれば、傷つくこともない。
つまり弱さを貫くことこそ、本当の価値ある生き方につながるのではないでしょうか。

自分の弱さを受け入れて、人は人、自分は自分とわりきり、ありのままで過ごせたら、苦厄は気楽になります。
苦厄は気の流れを滞らせます。その気の流れは一本道ではありません。その人のもつ気が流れ通う道は無数にあるのです。
元気が滞ったら、どっかり腰をおろして、新たな気の流れをみつけましょう。
















