~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔 -24ページ目

神戸市 深江 神田歯科 〜誰の挑戦でも〜

神戸市 深江で工事中の神田歯科。






ドクターの神田 佳美先生とはひょんな所で出会いました。

全く違う歯科医院の照明器具設置の相談で伺った際

「ちょっと、うちの父の医院を改装しようと思ってて…」

という佳美先生の一言が

瓢箪から駒

開業に関する色々に至るまで相談に乗る事になりました。

思えば、歯科医院を含め、皮膚科、眼科、内科、耳鼻科、透析病院など20年以上作ってきた訳ですから

開業コンサルさんとは「全く違う観点」で提案できるようになっていました。

得に、経営的な部分については「空論」ではなく実際経営者なので、語るに遜色はないはずです。

そんな出会いの中、佳美先生は

一言で言うと「あっけらかん」

直感的ですが、親しみやすい方。

そんな佳美先生だから、直感的な僕はそのデザインが一発で入りました。

この人に最高を与えたい、そう思いながら

しかしながら、いざ、解体してみると


天井を上げるを阻む隣テナントからの巨大なダクト




このままでは一ミリも天井は上がりません。

この医院のデザインは天井の細工だったので、これは予想外以上の痛手です。

細かいことは別にして、結果的に60mm天井高を上げました。

10mmでも今回のデザインに深く影響するので60mm上げたのは

現場で不眠不休の工事を進めた監督、タカシの成果といえます。




工事も折り返し地点。

ここからが正念場です。

この人生の中、何度もこの正念場をくぐってきましたが、決して慣れることはありません。






本来のデザインから修正を余儀なくされましたが

それでも、佳美先生に最も似合ったデザインにできたことは間違いありません。


そして、娘に

事業承継するお父さんに報いなくては


僕にできること


たとえ天井が落ちようと、無理難題、不測自体があろうとも

僕は誰の挑戦でも受け、最高をめざすこと

しかれんだ

ここのところ、歯科医院の開業、改装案件の依頼が増え

現在、7件ほど同時進行してます。

何でもかんでも同じように作っているのではなく

僕の場合、それぞれのドクターの個性がはっきり現れるように、いろいろお話させていただいて作っています。

なので、同じ様な医院を作ることがありません。

まず、今年第一弾として、神戸市 深江駅 神田歯科が2月2日から着工です。


※CGイメージはこんな感じ

神田先生とは「ひょんな」ことから出会うこととなり

設計、工事のみならず、開業のサポートを含めいろいろ準備をお手伝いしながら

お話が進んでから、かなり短期間で着工までこぎつけました。

先生の人と成りが、とても感じいい方で

人に慕われるんだろうなというオーラが出ていて、僕も引き込まれて設計した案件です。


しかしながら、これだけ大小とりそろえ歯科が連打でくると、頭フル回転させてますがアイデア出すのに苦労してます。

何とかしぼりださねば…

僕にできること

そりゃ、もう、言ったからにはやるしかないということ







じわり 〜尖ってない針〜

=20年前の今日、阪神淡路の震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます=



最近の工事について

忙しいと表現するのか、慌ただしいと表現するのか判断がつきませんが

工事案件が続いているのは確かです。

ここ最近ずっとですが、工事費が順調に右肩上がりで上がってきていました。

ただ、この3ヶ月ぐらいは

自分でも、見積作って「あれ?」っと思うぐらい

協力業者さんから上がってくる見積が


じわり


上がって来ています。


原材料費が上がって来ていることや、人件費が上がっているのが一番の原因です。

しかし、消費税が3%上がったことも、最終合計をうんと跳ね上げているのがさらに追い打ちとなっています。


上がって来た見積に金額交渉しても

「だったら、その仕事やらんとくわ。職人少なくなったから、今、うちら強気やねん」

とはっきり言う人もいるので、施工手を確保するのも一苦労です。


結果、価格転換を余儀なくされる工事店も少なくないようです。

原価は上がる、消費税で出口は小さくなる

アベノミクスの実態は、建築おいてこの様になっていますね。


3%上がりました、旧価格改定しましたを繰り返し

じわり、まるで尖っていない針が、横腹にぐっと突き刺さって来たような感じです。


僕が思うこと

ケチャップやバターやマヨネーズが「しかたない」と受け入れられるなら

工事費だって同じだと思うこと

材料仕入れて、手間ひまかけているのは

小さな物も大きなものも同じだということ