車の電動化が進んでいる。
だが、いろいろな話を聞けば聞くほど、まだ手を出す段階ではないと感じる。
というか、高くてとても手なんかでないのだけど。
まず、なにより自宅で充電できる設備を持ち、夜間のうちに満タンにできる環境がないと、運用がかなり面倒くさいだろうな、と思う。
そしてYouTube動画には長距離ドライブでの使い勝手について、いくつも動画が上がっている。
おおざっぱな感触としては、継ぎ足しが始まると1回につき30分充電して、走れる距離は100km。言い方を変えれば、時速100kmで1時間走ったら、30分充電が必要。
すなわち、充電時間も込みで時速に換算すれば66.6km/h。信号のない高速道路で、だ。
いまどきのガソリン車、あるいはHV車なら満タン給油で、500km以上はノンストップで走る。
市街地限定のお買い物車として使うか、高速道路なら走りながら充電できるようするくらいしなきゃ、制約が多すぎてとてもじゃないが、電気自動車を買おうという気にはなれない。
車に小型の核融合炉でも積んで、膨大な発電力を備えれば話は変わってくるかも。
ただ、ガソリンだってたぶん無尽蔵ではないから、いつかは完全な電化にならざるを得ないのだろうけど。
そういえば、
『石油の枯渇まで○○年』
とかいう話、最近聞かなくなったな。