時々利用する某電気店のウェブサイトからセールのメールがくる。
その中の目玉品に「これは安い」と思わせるものがあったので、
サイトを覗きに行ってみる。1年前発売のいわゆる型落ちだが、
電気製品の1年型落ちなんて、ほぼ変わりないし、安さは正義である。
・・・が、これが本当に一番安いのか?
と、疑うあたり、我ながらがっちりしている。
で、大手通販サイトを始めざっと検索をかけてみるが、あらかた売り切れていた。
もう次のモデルばかりだ。
と、そんな中、Googleの全体検索に引っかかった店がある。
おお、さきのセール価格より4割も安いぞ。
4割?
安すぎないか?
楽天やYahooに属さず、完全単独のサイト。
店名やサイトのURLはここでは伏せる。
要らぬ被害拡大を招いてもいけないし、
まずありえないが、そのサイトから訴えられでもしたら面白くない。
まずショップ情報を調べる。
四国地方の住所の記述がある。
住所をGoogleMapにかけてみる。
ある範囲の地域が選択された。
ピンポイントのフラグが立たないのは該当する地番がないためだ。
調べると、その町名では3丁目までしか存在しない。
ショップ所在地は「6丁目」と書いてある。
所在地の偽りはあきらかに詐欺目的だと判断する。
諦めきれず、このサイトで他の商品を検索してみる。
デジカメのいいやつがやはり驚くほど安く出ている。
価格サイトで調べた最安の1/3の値段だ。
つぎに支払い方法などを見てみる。
カードがずらり。銀行振込もいけるらしい。
売買された口座だろうか。
最後にそのサイトの名称に「詐欺」というキーワードを足して
検索してみる。
あぁ、いっぱい出てくるね。
その筋では名の通ったサイトなんだ。
振り込むとすぐに閉じてトンズラし、すぐに別のURLで出現するらしい。
ほー、、、たった1件の振込をこうやって口を開けて待ってるのか。。
からかい半分に、コンタクトしてみようかとも思ったが
1円にもならないのでやめた。
ネットでの決済や、個人売買に対する警戒感はなくなってきているが
いまだにこんなものが存在していることを再認識した。
やはり買い物は信用や保証のある大手が安心だ。