Youtubeの意識高い系の人の語り口 | seekerのブログ

seekerのブログ

雑感、皮肉、ココロモヨウ、好きなこと、お買い得、時事・・・
身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体

プレゼンに触れる機会が増えたニューノーマルなコロナ時代。

 

外部の無料セミナーのタマ数も多くなったし、

社内の業務外のセミナーも増えた。

 

オンラインでどこにでも気軽に首を突っ込めるのは

自分のような浅い人間にはありがたい。

 

 

正当派(まぁ、これが大多数だけど)から、

やたらフランクで心の声までダダ漏れなのはいかがなものか

・・・なんて感じずにはいられない、

もはやプレゼンではなく酒の席の一人語りかよ、的なものまで、

プレゼンのやり方は本当に人それぞれだと感じる。

 

もちろん話に引き込まれるのは題材に寄るところが大きいが、

その人の喋り方にも大きく影響される。

 

 

聴者に噛んで含めるように、やたら空白をあけてゆっくり丁寧に

喋る人がいるが、これはその「間」に緊張感が途切れて、

話が入ってこない。

というか、

『それほど大事でないことに俺の大切な時間取るなよ』、と

腹立たしさのほうが勝って、別の作業を始めてしまう。

 

PCだからね。

音声だけ耳に入れながら内職しようと思えばし放題だ。

そうなると、そんな意識も向けてない音声は

ホワイトノイズと変わらない。

 

もう、その時間自体無駄だから、最初から聞かなきゃ良かった

という話になる。そういうわけで、チョーゆっくりは勘弁だ。

 

 

一方で、『プレゼン』ではあまり見かけないが、

意識高い系Youtubeチャンネルの演者の中には

かなりの高速で言葉を発する人がいる。

ちょっとついていけなように感じるが、あれが案外聴けてしまう。

 

  そういうのに慣れてしまうとYoutubeなどの動画は

  標準速度だとかったるく感じるようになってくる。

 

高速だから大切なところもどうでもいいところも

あっという間に通り過ぎてしまう。

結果的に、耳を傾け内容を理解しようとする(いわゆる「傾聴」)。

そして、すべてを記憶できない代わりに

重要なキーワードだけが本にマーカーを引くように意識に残る。

 

きっと万人受けしない、相手を選ぶプレゼンだけど、

自分にはこっちのほうが性に合っている。

成功者ってこんなふうに濃密(High Density)な時間の中を

生きているのだろう。

 

 

プレゼンの話に戻ると、

スーパースローはダメ。高速言語は相手を選ぶ。

 

そういうわけで、自分は

 ・メリハリをつける

 ・相手の興味を惹き続ける

 

伝えたいところは、そこに赤丸をぐりぐりつけるように喋る。

資料中、どうでもいいところは最初から見せない。

シンプルなのが一番。

それをわかりやすいストーリーに仕立てて相手の興味を惹く。

 

きれい事や正論のなかに、自分の言葉で軽く「毒」を盛る。

小さな笑いが取れれば御の字だ。

笑いがなくても、時々そうやって相手の気持ちをリセットしてやる。

 

話が進んで最初の方を忘れそうになる頃、

ちょっと「ふりかえり」をして相手のイメージを二度焼きしておく。

 

あと、ちょっと飛び道具的だが、

「最後にこちらから質問をいくつかしますね」と伝えておく。

そうすると聴者は自分が当てられたときのことを恐れて

嫌でも話に集中する。

 

 

 

にしても、

破綻なく高速言語を操るYoutuberは

やっぱり頭の回転が早いんだろうな。