15cm自走砲Sd.kfz.138/1 グリレH型   Act.1 | 緋色の部屋  ~ A Space in Scarlet ~

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趣味の模型を中心に投稿していこうと思います。
よろしくお願いします。

今回は、

新製品です。

 

FTF 1/72

15cm自走砲Sdkfz138/1 グリレH型  です。

“ Sd.kfz.138/1 'GRILLE' Ausf.H  ”

 

 

ドイツ軍が第2次大戦で開発、運用した

数多くの自走砲の中の一つが、

Sd.Kfz.138/1です。


グリレの最初の生産型がH型で、

車台には38(t)戦車のH型車台を使用、
オープントップの戦闘室を設け、

車体中央部分に15cm重歩兵砲s.IG33を

搭載しています。


戦闘室周囲の装甲板は、

前面が25mm、側面と後面は15mmでした。
乗員は操縦手、車長、砲手、

そして装填手2名の計5名。


グリレと名付けられたこの車輛は、

1943年に制式化され、2月から生産開始、
1944年9月までに試作車量を含めて

350両以上が生産されたといわれています。


重歩兵中隊に配備されたグリレは、

その後、

エンジンを車台中央に配置した

38(t)ベースの自走砲専用車台、

K型車台を使用したグリレK型とともに、

第2次大戦終結まで

ヨーロッパ各地の戦線で活躍を続けました。

 

 

キットは、

同社38(t)戦車の

バリエーションキットになります。

 

既存の38(t)戦車のパーツを

巧く利用しながら、

戦闘室などは新規パーツです。

 

戦車型以外のバリエーションは

初キット化で、

今後の展開を期待させます。

 

ミニスケールでは、

30年前は、

このグリレも改造ネタの一つで、

自分もフジミのキットを利用して

スクラッチしたことがあります。

 

その後、

ATTACKやUM(ユニモデル)から

キット化されていますが、

今回のFTFの方が後発だけあり、

簡潔で無駄が無いような気がします。

 

 

こちらもブックレット(冊子)が、
付いております。

日本語ではありませんが、
実車の写真や、

カラー塗装図などが掲載されています。

 

比較的知名度の高い車輛ですが、

掲載されている写真は、

案外少ない印象を受けました。

 

 

続く。