今回は、
ちょっと前の新製品です。
FTF 1/72
ポーランド軍
TKD-47mm砲搭載自走砲 です。
“ POLISH TKD SELF-PROPELLED GUN ”
TKDは、
ベースになったTK(TK-3)豆戦車に、
試作47mm砲wz.25(1925年式)を搭載した
オープントップ式の自走砲です。
TK(TK-3)は、
イギリスのカーデン・ロイド豆戦車
Mk.Ⅵをもとにポーランドが開発した豆戦車で、
1931年に生産が開始されました。
TKDはTK-3をベースに、
試作47mm砲wz.25(1925年式)を搭載した
オープントップ式の自走砲です。
※Dは「działo=カノン(砲)」の意味。
1932年に4輌が試作されました。
新設された戦闘室装甲は、
砲防盾を除き軟鉄製でした。
対戦車能力が低いとして、
砲そのものが不採用になったことなどから、
車輛も量産には至りませんでした。
1938年のチェコ解体に際して、
Zaolzie地方への進駐作戦ではTKS-Dとともに
1個小隊が編成されて投入されていますが、
戦闘には参加していない、とされています。
キットは、
同社TKS/TK-3の
バリエーションキットになります。
豆戦車として、
TKS/TK-3は有名ですが、
まさかのマイナー自走砲のキット化です。
パーツ分割も、
既存のキットを巧く利用しながら、
小気味良く立体化しています。
こちらもブックレット(冊子)が、
付いております。
日本語ではありませんが、
実車の写真や、
カラー塗装図などが掲載されています。
実車写真の方は、
元々少ない車輌のようです。
続く。