ヴェスペ(ESCI)  Act.1 | 緋色の部屋  ~ A Space in Scarlet ~

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趣味の模型を中心に投稿していこうと思います。
よろしくお願いします。

今回は、
スズメバチです。

ESCI 1/72
自走榴弾砲ヴェスペ です。
“ 10.5cm LeFH-18 Sd.kfz.124 Wespe ” 



ドイツ軍は、
砲兵部隊用の牽引車両として
各種のハーフトラックを装備していましたが、
牽引式の火砲は、
陣地に布陣するのに時間を必要とする為、
自走砲化が望まれていました。

この砲兵の自走砲化にあたり、
全周射撃と砲の積み下ろしという、
2つの機能を求めた結果、
コスト高や機能の複雑さを招き、
量産化までに至る車輌は現れませんでした。

一方で、
射程の短い歩兵砲は、
早くから自走砲化が進み、
この経験からⅡ号戦車の車体をベースに、
10.5cm榴弾砲 LeFH18を搭載した
SdKfz124ヴェスペが暫定的な車輌として、
採用されます。

※「ヴェスペ」はスズメバチの意。

このSdKfz124ヴェスペは、
小型のⅡ号戦車をベースとしたことから、
兵器としての生産性が高く、
暫定的な車輌ながら成功作となります。

それにより、
対戦車自走砲マーダーⅡなどの
車体用として生産されていたⅡ号戦車の、
製造ラインは全て「ヴェスペ」へと変更、
同車は15.5cm重榴弾砲を搭載した
自走榴弾砲フンメルと並び、
機甲砲兵部隊の主要車輌として、
運用されました。



キットは、

以前中古屋で購入したものです。

 

ESCI(エッシー)定番の、

某メーカーの縮小コピー版ですが、

元のキットの影響もあってか、

戦闘室内は問題で、

無線機などの再現は無く、

予備砲弾の収納も違っています。

 

それでもエクステリアは感じよく、

当時比較されていた近いスケールの

マッチボックスのヴェスペとは、

また違った魅力があります。

 

このヴェスペも、

40年以上前に作っていますが、

また作ってみたいキットでもあります。

 

しかし、

ポリ製のキャタピラもネックで、

更にデカールは…(>_<)


続く。