今回は、
参考図書です。
モデルアート1月号臨時増刊
タンクモデリングガイド 6
Ⅳ号戦車の塗装とウェザリング-2
H-J型 です。
“ PZ.KPFW.Ⅳ
PAINTING & WEATHERING-2 H-J ”
支援戦車として開発された
25トンクラスのⅣ号戦車は、
1938年当時としては大口径戦車砲の
24口径7.5㎝砲を搭載していました。
第2次大戦で運用されると装甲強化、
さらに強力な長砲身の7.5㎝砲に換装し、
ドイツ装甲部隊の栄光を築いたのでした。
今回は、
待ちに待っていた、
H-J型の本です。
究極の構造美 Ⅳ号戦車の集大成
装甲の強化と
強力な長砲身の7.5cm砲に換装したG型を
さらに生産性を向上させた
Ⅳ号戦車の完成型H-J型。
M4シャーマンやT- 34戦車と
互角に戦った歴史に残る名戦車です。
鎧武者のように
シュルツェン(増加装甲)を纏った雄姿は、
タイガーⅠ戦車と
間違える連合軍兵士も多かったのです。
本書では各キットの概要、
製作ポイントに加え、
塗装とウェザリング方法を紹介いたします。
そのほか解説記事として
「決定版Ⅳ号戦車のスッキリ判別法-2
(H-J型変遷)、
H-J型各キットの細部パーツ比較、
実物写真による「戦車搭乗兵の装備」
でⅣ号戦車に載せるフィギュアのタイプも
理解できます。
本屋に立ち寄った時、
見かけて購入したものです。
前回、
短砲身シリーズを購入しましたので、
ついでに(笑)
前回同様、
巻頭で、
砲塔や転輪類など、
各メーカー毎に比較しているのは、
参考になります。
掲載されているキットは、
●H型:
タミヤ、ズべズダ、アカデミー、
ボーダーモデル、ライフィールドモデル、
ドラゴン
●J型:
ボーダーモデル、タミヤ、
ライフィールドモデル フルインテリア、
ライフィールドモデル 観測戦車、ドラゴン
などです。
ちゃっかり、
タミヤの新作である、
マーダーⅠやⅣ号F(F1)型なども
作例で登場しています。
今回、
惹かれたのが、
戦車兵の服装の特集です。
こういうアプローチも少ないので、
嬉しいです。
こういった本ですと、
20年以上前に出ていた、
同じくモデルアートからの
「Ⅳ号戦車フィーベル」
を思い出します。
その時と比べると、
ディテールアップよりも、
塗装と考証に、
重点が置かれているように感じます。
まぁ、
本のタイトルにも、
そう書いてありますね。
今では、
1/35のキットのレベルが上がって、
種類も豊富になってきた、
からでしょうか。
続く。