AAVC7A1 RAM/RS 指揮通信型 『島嶼部強襲上陸』  Act.1 | 緋色の部屋  ~ A Space in Scarlet ~

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趣味の模型を中心に投稿していこうと思います。
よろしくお願いします。

今回は、

新製品です。

 

アオシマ 1/72

AAVC7A1 RAM/RS 指揮通信型 

『島嶼部強襲上陸』 です。

“ JGSDF AAVC7A1 RAM/RS ”

 

 

AAVC7A1は、

海上機動性及び防護性に優れ、

島嶼部へ海上からの部隊等を投入する

装軌式の水陸両用車輌です。

 

元になったAAV7(AAVP7)は、

アメリカ合衆国で開発された

水陸両用車としての能力を有する

装甲兵員輸送車です。

第2次世界大戦時、

アメリカ軍では上陸用舟艇を使用した

上陸作戦を展開しましたが、

前部にランプを持つ構造から

敵の砲火の犠牲になる兵士も多く、

大戦末期では水陸両用装甲車輌

「LVT」シリーズによる上陸で橋頭堡を確保、

その後に大きな輸送力の上陸用舟艇を

運用するという方法へと変化しました。

この「LVT」シリーズは発展を続け、

1956年には兵員34名を収容できる

大型の水陸両用装甲車両「LVT-5」が登場、

この「LVT-5」の後継として、

1970年に制式化が行われたのが

「AAVP7」(当初は「LVTP7」)です。


「AAVP7」は、

車体前部にエンジンと操縦席、

車体後部が兵員室というレイアウトで、

その巨体から乗員3名の他に

兵員25名を収容することができます。


水上では、ウォータージェット推進により

13km/hの速度を発揮、

履帯を動かすだけでも水上機動が可能で、

その場合は最高速度7km/hでした。

 

「AAVP7」は地上用の車輌としては

極めて大型の車体となりますが、

地上走行時には最高速度70km以上の性能を発揮、

見掛けとは異なり軽快な機動性能を誇ります。

1970年代後半、

「AAVP7」の後継車輌の計画が始まりましたが、

予算の関係と基本性能の高さから計画は中止、

その代わりとして「AAVP7」は大きな改修を受け、

「AAVP7A1」となりました。

AAVP7は、固有の武装として

M2重機関銃を1丁のみを搭載していましたが、

AAVP7A1ではM2重機関銃と

40mm自動擲弾発射機を装備する銃塔を搭載。
この武装強化によりAAVP7A1は、

単なる水陸両用車としての役割だけではなく、

強力な火力支援が可能な強襲車輌、

そして歩兵戦闘車としての性格も

合わせ持つようになりました。

AAVP7A1は、

アメリカ海兵隊員にとって水上のみならず、

陸上での足となり、湾岸戦争などで活躍、

防御力強化などの改修を受けながら、

これからも運用が続く予定となっています。

 

 

アオシマの新製品は、

島嶼部防衛の要、

「水機団」戦闘上陸大隊出撃!です。

 

車輌も嬉しいですが、

オマケの上陸用ボート2隻に加え、

ボート搭乗隊員のフィギュアが12体(2隻分)は、

嬉しい配慮ですね。

 

昔、

タミヤからLVTP7A1が出た時、

真っ先に買って作りましたが、

まさか、自衛隊の装備に入るとは…

 

このAAVC7A1も、

ドラゴン1/72

AAVP7A1 RAM/RS w/EAAKを

改造して作るつもりでしたが、

キットが出れば「渡りに船」です。

 

これは、

早く作らないと(^^ゞ

 

 

続く。