今回は、
過去作からです。
フジミ 1/76
歩兵戦車バレンタイン Mk.Ⅱ です。
“ BRITISH INFANTRY TANK VALENTINE ”
イギリス軍は、
1930年代中頃、戦車の開発を、
「軽戦車」「巡航戦車」「歩兵戦車」という
3つのカテゴリーへと分けることを決定、
「歩兵戦車」は歩兵に随伴して行動を行う
重装甲で低速な戦車と定義付けられました。
その「歩兵戦車」の第1弾として、
「マチルダⅠ」を制式化します。
しかし同戦車は、
機関銃しか装備していない小型戦車であり、
続いてその拡大型である
「マチルダⅡ」が開発されました。
「バレンタイン」は、
マチルダⅡを生産的に補う戦車として誕生、
同車の前身は、
巡航戦車 Mk.Ⅱという戦車であり、
既存の車輌から発展した関係で
機械的な信頼性は高いものでした。
バレンタインは、
1941年北アフリカ戦から戦場に投入されて、
供与車輌としてソ連軍にも引き渡され、
その信頼性から高い評価を獲得します。
同車は、
その後主砲を、
6ポンド砲、75mm砲へと強化したタイプが登場、
大戦中期頃まで使用され、
太平洋戦域やソ連軍では、
大戦を通じて運用が行われました。
実は、
この作例は当ブログ内にて、
2回目の登場になります。
キットは、
フジミのベテランキットで、
実は隠れた名作の一つです。
古い金型で、
合いの悪いところもありますが、
雰囲気の良い造形です。
こちらも、
特に改造はしていません。
少し手を加えたのは、
右フェンダー上に、
バックミラーを取り付けたのと、
ティッシュで布を再現したくらいです。
40年前当時は、
ミニスケのバレンタインは、
このフジミの1/76と、
ESCIの1/72がありました。
ESCI(エッシー)のは、
某メーカーのコピーでしたが、
こちらもカチッとした印象で好キットでした。
おまけにバリエーションで、
ビショップもラインナップしておりました。
続く。