軽トラは変わって来たけど・・・・ | mihiro bund

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もうずいぶんと前になってしまったが、軽の幅広規格に

なって以来、並行するように安全性の見直しによって

前部分も変わった。

具体的にはボンネットがちょっぴりあるような形で

実に「変」な造形へと変わってしまった。

それと同時にホイールベースも長くなり、以前は運転席の

下にあった前輪位置がアクセルペダルの位置にまで前になった。

 

そこで困るがアクセル位置だ。

どうしても内寄りにしなと物理的にいけなくなった。

昔の車でもありましたよ。

気にならない人は気にならないのでしょう。

だけど、気になり出したら何ともならないくらい嫌な位置。

アクセルペダルが本来のブレーキペダルの位置くらいにあるのです。

それほど内側に来ている。

その違和感を軽減するために座席も少し内寄りにされている。

これにはちょうどいい理由がある。

横からの衝突に対しての安全対策として有効なのだ。

以前は室内空間をより広く感じさせる為に座席はドアギリギリに

配置されていましたからね。

幅広規格なっても運転者と助手席者の距離が相変わらず近いのは

そのせいです。

さらにその狭さを軽減させる為に軽では今もベンチシートもどきの

採用車種が多い。

 

しかし近年、軽トラは以前のように座席下にタイヤがあるような

短いホイールベースにする車種が増えた。

小回りがきくようにという理由だろうが、今の安全基準もクリア

出来ているってことも同時にわかっておかなければいけない。

タイヤハウスの出っ張りがアクセルペダルの位置を侵食しなく

出来るということだ。

まあそれでも部品の共有化のせいで、せっかくペダル位置が本来の

自然な位置に出来るのになっていない車種もある。

 

安全も大事なことだが、根本的に間違っていないか?って思うのは

車は人が運転、つまりは色んな操作を行って動かしているもの。

その操作がままならない状況を作っておいて「なに安全語ってんだよ」

って言いたいのである。

 

と、こんなことを書いていて思い出した事がある。

昔、まだ世間にはチェンジ(マニュアル車)が多かった時代

オートマチック(AT車)は怖い(操作・運転するのが)って言っていた

人が多かった。

私の自動車教習所に行っていた時から次の年の教習では「AT教習」と

「高速教習」がプラスされたと聞いてビックリしたものだよ。

オートマチック車が増えて来て乗る(運転)する機会も多いということで

教習するようになったんだぜ。

今と逆でしょ。

車の性能も上がったり、生活基準的にも高速道路を走る機会も増えた

ってことで高速道路を合流も含めて走る教習をするようになったんだぜ。

「いかれてる(狂っている)」って思った記憶が残っている。

 

余談を挟んでしまったが、軽トラがショートホイールベースに出来たのなら

是非とも箱バン(ワゴン含む)もやって欲しいのですよ。

幅広規格になる前のようになってほしい。

そしてくだらないアイドリングストップ機能なんて廃止してほしい。

今回の連休でも沢山見聞きしたでしょ、交通死亡事故。

なにがどうなろうが死ぬ時は死ぬんだって。

特に質量の差が大きい相手だった場合はね。

 

それよりも、人体構造的に無理とか違和感なく運転姿勢や動作のとれる

車を作った方がいいと思うんだよね。

今なんて中国が最大のマーケットだから、中国人が好む車の顔形なんだよ。

基本的に日本人は好みが違うはずなんだけどね。

 

今のアングラ文化、特にマンガやアニメなんて日本発進だからいいんだよ。

日本人が日本人の為に作った作品だからいんんだよ。

その原点を無くしたら本来の良さも無くなってしまうと思う。

車も同じだよ。

スカイラインが輸出モデルも展開するようになった。

クラウンも世界で販売するようになった。

今しか知らない人たちは当たり前かも知れないが、アレらはもう

スカイラインでもなければクラウンでもない。

ただのグローバル戦略の何か、あるいは中国人に買って欲しい

為の車種でしかないのだ。

 

変わるにしても、ただ変わればいいというものだはないと思うんだよね。

日本人が使い愛され続けることを考えて日本人が作ったものだからこそ

世界がそれに共感しているだけで、はなから外国しか見ていないものに

どれほどの価値があるのだろうと考えてしまうけどね。

 

まあ民間企業は売れるならどんどん作るわな。

それこそが企業のアイデンティティとも言えるからな~・・・・