3月10日(土) バルセロナ3 - 3レアル・マドリード(@WOWOW)
(バルセロナの布陣)
エトー
ロナウジーニョ メッシ
デコ
イニエスタ チャビ
マルケス
プジョル テュラム オレゲル
ビクトル・バルデス
バルセロナが、3バック選択の采配ミスと退場者の発生で常に先手を取られながら、辛うじてロスタイムに追い付いて引き分け。
バルセロナ なぜか、機能しなかった中盤ダイアモンド型の3-4-3の布陣を継続。スタメンも前戦CLと全く同じ。ただし、ロナウジーニョとエトーの位置は流動的。
静かな立ち上がりから、懸念されていた3バックの弱点のサイドを使われてマークがずれてしまい、序盤のうちにいきなり先制点を奪われた。その後もこの守備のバランスのズレは続く。それでも前線の攻撃の絡みはリバプール戦ほど悪くなく、チャンスは創れている。中央でのパス交換で守備を中央に引き付けておき、空いたサイドの選手を使うパターンがよく決まった。チャビのパスで抜け出したエトーの決定機はGKに阻止されたものの、直後の中央のパス交換からエトーのパスで抜け出したメッシが決め、すぐに追い付いた。ところがまた直後、オレゲルがPエリア内で決定的に交わされそうになって軽く引っ掛けてしまいPK献上、再びリードを奪われた。それでも、メッシのドリブル突破からのパスで抜け出したエトーのシュートが好セーブに阻まれる等、ボールを支配して反撃のチャンスは続く。そして、エトーとのワンツーからロナウジーニョのシュートがGKにセーブされたこぼれ球をメッシが打ち抜き、再び試合を振り出しに戻した。さらに、マルケスのパスで抜け出したメッシの決定機、カウンターからメッシのパスを受けたロナウジーニョのクロス等、逆転の可能性も高まっていた。ところが前半終了間際、オレゲルが相手陣内での軽率なファウルで2枚目のイエローをもらってしまい退場、逆転ムードが水を差された。
後半頭からエトー(コンディション不十分?)をシウビーニョに代え、イニエスタを右サイドっぽく入れた4-3-2の布陣に変更するが、これが機能しない。エトーのいない2トップは足元にもらおうとするばかりで上下左右へ動く意識が薄くて前線に収まらず、せっかく入れたシウビーニョはほとんどボールに絡めず。イニエスタは前掛かりすぎて守備のバランスは悪化、右サイドを使われて決定的なピンチが続出。流れの中からの決定的なシュートはGKビクトル・バルデスが好セーブで3度防いだものの、結局はセットプレーからプジョルが競り負けて、ついに3度目の勝ち越しを許した。その後もカウンターで脅かされつつ、イニエスタのドリブル突破くらいで決定機が創れず、敗色濃厚。しかしロスタイム、ロナウジーニョのパスを受けたメッシが個人技のドリブルで交わし、3度追い付くことに成功した(メッシはハットトリック)。
退場者さえなければ逆転は可能だったとは思うものの、熟成していない、バランスの悪い3バックなんてもう止めて欲しいところ。
レアル・マドリード 4-2-3-1の布陣。前戦CLからは2人変更。グティが先発に戻り、ロベルト・カルロス負傷でMトーレスが左サイドバックに回り、右サイドバックにサルガドが入った。
ボールは支配されたので、予想通りカウンター主体。それでも序盤は、狙いどおりリードを奪った。サイドに流れたイグアインのクロスのこぼれ球を、ファン・ニステルローイがダイレクトで決めて先制。いったん追い付かれたものの、その直後、ファン・ニステルローイのパスを受けて仕掛けたグティが倒されてPK獲得、再び勝ち越しに成功。しかし守備では、リバプールのように相手の前線を抑え込むことができず、何度もチャンスを与えた末、当然のごとく再び追い付かれた。
ところが、前半終了間際に相手に退場者が出て、流れが向いてきた。バランスの悪い守備を突いて、チャンスが続出した。カウンターの形でイグアインのパスから、また途中出場のロビーニョのパスから、さらにグティのフィードから、とファン・ニステルローイに勝ち越し点を奪うチャンスが続いたものの、いずれも好セーブに阻まれた。それでもフリーキックからセルヒオ・ラモスがヘッドで決め、ついに勝ち越し点を奪った。その後の反撃をしのいで逃げ切れそうな雰囲気。数的有利なカウンターで突き放すチャンスもあった。しかしロスタイム、個人技でエルゲラが抜かれ、ラモスも間に合わず、シュートを決められてまたまた追い付かれてしまった。
3度勝ち越しながらそのたびに追い付かれ、守備のもろさを露呈。引き分けなら、カペッロ監督の首は皮1枚つながったままか。
■ビッグチャンス
バルセロナ: 前半8回 後半4回 =12回
レアル・マドリード: 前半3回 後半7回 =11回
■印象に残った選手・注目した選手
●オレゲル(バルセロナ):軽率な守備で、PKは与えるは、退場するは。軽率なパスミスでカウンターを食らいそうになって、自らファウルで止める場面もあったな。あの退場さえなければ、逆転勝利の可能性も高かったはず、その責任は重い。