ビレッジには食器が大量にあった。
鍋やパーティ時には、人数をあまり気にすることが無かったので、よかった。
私はもてなす際に、食器が各自に行き渡らなければ、とても申し訳ない気持ちになる。
それは、くつろげる場所も同じだ。
もてなす気持ちが欠けているように思う。
ビレッジは綺麗ではないし(暗くしてごまかしていた)広くも無い。
だから気持ちだけは、忘れないほうがいいと頑張っていたように思う。
うん、頑張っていたなあと思う。
そんな分けで大量の食器があった。
それが、大量の洗い物となった。
3週間ほったらかした事がある。いつごろだったかは忘れてしまった。
食器はいくらでもあるので、台所に積み上げるだけで大きな問題にはならなかった。
これが、問題の先送りといわれるモノだと後で身にしみた。
食器が洗い場を占領して、洗えなくなってしまった。
そのとき初めて分かったのだが、食器というものはまず
①洗うところ ②乾かすところ ③直すところの3つのスペースがある程度均等に必要なのである。
そして、そんな事は分かっていた、ハズである。
そんな事とは①があふれると②③が機能しないということだ。
仕方がないので、風呂場で洗った。
浴槽につけて洗えるものから洗っていって、浴槽の外に置いていった。
思ったより手間取った。
二度とすまいと思った。
風呂場で洗いながら大事なことに気がついた。
ここまで、食器はいらない。