師走はどうも落ち着きがなくなってしまう。
連休に向かって一致団結している姿が良いのか?
はたして、カウントダウンで一気にリセットされる感覚がいいのか?
何ともいえない雰囲気が漂う感じがいい。
デパートなどでエスカレーターに乗るとたいていは左側によって、上まで歩いてしまう。
階段を上がるのは辛いけれど、エスカレーターなら楽だし歩いているから、マシかなと思ってしまう。
関西は左側を、関東は右側を空けて乗る。
そういえば、いつからエスカレーターの歩行側をあけるようになったのだろう。
昔はエスカレーターはじっとしていたような気がする。
元来ぼんやりとした少年だったので、忘れているだけかもしれない。
でも、そんなに皆急いでいなかったように思う。
師走のせいか、やけに目に付く。
どこもかしこも時間を節約するのに必死で、ちょっと怖い時がある。
ぼんやりしている子供達は、時間節約のための作法を叩き込まれる。
モモという物語がある。
ミヒャエルエンデの作品だが、ネバーエンディングストーリーの作者といえば有名か。
モモは時間泥棒と戦う女の子の話。
時間泥棒は時間を節約すれば、時間がストックされて後ほどそれが帰ってくると
人々をだまして、時間を吸い上げていく、モンスターたち。
時間を節約する人々はどんどん話をしなくなり、コミュニケーションも最小にとどめ
癒される時間さえもストックしようとする。
私は、ぼんやりとした子供が、いらいらした大人の目にさらされる事がイヤだ。
その子供に真実を教えない大人達がきらいだ。
”急いでいる人もいるし、急がなくてもいい人もいる
それによって手に出来るものと出来ないものが、それぞれにある、
あなたはどちらがいいかを、選んでいけばいい”
いい大人になった今、きちんと伝えなければと思う。
