一目見るなり恋に落ちてしまったバイオリン
ベース。同一メーカー、同一モデル、同一カラ
ーであっても、あの心を奪われた色には、後に
も先にも出会ったことがありません。
時は流れ、実物を見ることのできる楽器店が
消滅、購入はネットショッピングに限られてし
まいました。
今年の春先、念願のザ・タイガース、トッポ
と同じモデルのギターを見つけ購入。その時、
バイオリンベースも検索してみたところ、本家
本元のヘフナー社のモデルが現れました。日本
のコピーモデルではありません。それが、それ
よりも〇万円も安いのです!
これには、心を動かされました。でも、長
年、瞼の裏に焼き付いている、あの憧れの色。
あの色の物に再会したいのです!パソコンの
画面に表示される物では、実際の色が分かりま
せん。それに、個体差がある物をすべて表示で
きる訳もありません。
そこで、これは心に留め置いて、それより先
に、ベースギターのアンプを購入することにし
ました。
ザ・ビートルズの使用で有名なVOX社の製
品で、日本公演で使用した物の小型版といった
物です。しかも、これも、実に安価です。
これが届き、梱包を解き、現れた製品を床に
置き、眺め、バイオリンベース購入の日を思い
浮かべて、再び、しばしの眠りにつかせたので
す。
それが先日、安価なバイオリンベースが、更
に〇千円安く載っており、その上、ポイントが
11倍になっています。
これには心を動かされ、遂に、購入すること
にしました。
届いた外装の段ボールには、ヘフナー社のロ
ゴ。テープを剝がし、箱を開けると、純正のソ
フトケースが現れました。
「どうか、あの色でありますように」
と祈りながらケースを開け、中の白い保護剤か
ら取り出します。果たして、その色は?
晴れた日の日差しの届く和室で初めて手にし
たバイオリンベース。
「う~ん・・・」
あの、恋焦がれた色ではありませんでした
が、パソコン画面で見ていた色より遥かに良
く、
「なかなか良いぞ!」
と、気に入ることができました。そして、持っ
てみた感じも軽く、扱いやすい大きさです。
初めてバイオリンベースを好きになったのが
中2くらいでしたか。当時は、ポール・マッカ
ートニーのベースとの認識でしたが、その後、
ザ・タイガースを知るようになり、やがて、そ
れは、
「サリーのベース」
へと変わりました。
「よーし、これでサリーの気分になるぞ!」
休日に、このバイオリンベースと、眠りから
覚まさせたアンプを接続して練習するつもり
でしたが、連日の疲れがどっと出たのか、食事
以外は、殆ど、横になったままでした。
来週こそは、その演奏の様子を記事にしたい
と考えています。