また行きたいと思う海は?
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瀬戸内海の島で生まれ育った者として、ま
た、家から徒歩数分で海まで行ける程の近さ
なので、他に行きたい海は、特にありません。
思い出に残る海は、中学校の修学旅行で眺め
た、大分の遠浅の海、原水爆禁止世界大会長崎
へ向かう電車から見えた、
「ギロチン」
と称された、有明海の潮受け堤防、友人たちと
の旅行で訪れた、鳥取県・大山のリフトから見
えた海。これは、唯一の日本海を見た経験で
す。
沖縄の民意を無視し続ける政府による、米軍
基地建設。貴重なサンゴ、その他の海洋生物の
命など歯牙にもかけない悪辣さ。沖縄の海は、
「行きたい海」
ではなく、
「守り抜きたい海」
です。そして、未来永劫、守り続けられると確
定した暁に、本当に行きたい海になります。
地元、香川の、海の玄関口高松港。ここは、
「海と触れ合う」
とのキャッチフレーズを含んだアピールを掲
げ、着工、完成し、
「サンポート」
と命名されました。
でも、
「海と触れ合う」
と言いながら、その肝心要の海を埋め立て、そ
こに住む生物たちの命と住処を奪ったのです。
欺瞞です。
「木を切って山を削って植樹祭」
過去、詠んだ拙句です。これに通じます。
生き物に優しい人、自然に優しい人は、人に
も優しいと思っています。