以前、一度、同じテーマで投稿したように思い
ますが、再び書いてみます。
やはり、何と言っても、
「仰げば尊し」
です。あの、否が応にも涙腺を刺激する旋律の
高まり。校舎、友達、恩師・・・青春の扉を開け、
旅立つのに、実に相応しいです。
次いで、
「蛍の光」
です。小学校の卒業式では、この曲が歌われる
中、退場して行きました。
近年は、「旅立ちの日に」が歌われることが多
いようですが、
「仰げば尊しの無い卒業式なんて
○○ー○の入っていないコーヒー
のような物」
です。(某有名CMより)
他に、NHK「みんなのうた」の
「ありがとう さようなら」 中井貴一、吉田直子
も、じ~んときます。この曲も、卒業式で歌って
ほしいです。
僕の高校卒業式、もちろん、「仰げば尊し」、
歌いました。そして、ブラスバンドの演奏、在校生
代表数十名が舞台下で歌う「マイ・ウェイ」の流れ
る中、先生方と握手しながら、退場して行ったので
した。
教室に帰り、卒業証書を受け取った後、副担任
の20代の女性の先生は、
「想っていることの半分も言えない」
と泣き出しました。
30歳の男性の担任は、この
「惜別の歌」を歌ってくださったのでした。
今、こうして記事を書きながら、当時のことを
思い出していると、感傷的になってきます。
母校の傍を通ると、主なき校舎、校庭は寂しく
たたずみ、屋上のプラネタリウムの塗装も、一部
剥がれています。正門前の記念碑は、まるで
墓標のように映ります。
青春・・・二度と戻らぬ、美しく、楽しく、また、
苦しくもあった、人生で最も多くの出来事が、次
から次へと訪れた、あまりにも貴重な時代でした。
みんな、元気かなあ・・・。