今となっては、夜、ベッドの上で想像しての
ことだったのか、眠っていてみた夢だったのか
定かでなくなりましたが、こんなことがありまし
た。
僕の左側に、ご先祖様が何人か、笑顔でいま
す。知らない顔ばかりですが、なぜか、ご先祖様
と感じます。
右側、少し奥の方に、僕が生きてきた世界の
人たちの気配を感じます。
「このまま死んで、楽になるか?それとも、
生きて苦しむか?」
誰かから、その選択を迫られます。
「このまま死んで・・・」
ということは、病気か、はたまた、事故か、僕が
そういう事態に陥ったということなのでしょう。
一瞬、「このまま死んで・・・」に選択の針が
振れますが、すぐに、
「生きて幸せになる」
そう思った瞬間、笑顔のご先祖様たちが、
こちらを向いたまま、「サア-ッ」と遠ざかり、
小さくなっていきます。
そして、僕の意識は、僕が生きてきた世界の
人たちの気配の方へ、吸い込まれていくように
近寄っていきます。
・・・ ・・・ ・・・
記憶は、ここまでです。眠っていてみた夢なら
ば、将来、もし、実際に、僕がその選択を迫られ
た時、
「今と同じ選択をしなさい」
という、ご先祖様の忠告だったのか、起きていて
の想像だとしても、そういう想像をさせるのも、
ご先祖様の気持ちなのか?と、こういうことを
考えてしまうのです。
人生は、苦しいことが多いです。だからこそ、
それを乗り越えた時の喜びも大きいです。
高1から高2にかけて、本当に苦しい日々でし
た。でも、それを乗り越えて、現在があります。
その現在も、当時とは違った面で苦しい毎日で
す。でも、何とか、また、乗り越えていきたいで
す。