お盆を前に、毎年の、お坊さんによる「棚経
(たなぎょう)」が始まっています。棚経とは、
ご先祖様を迎える棚を、家の前に置き、それに
向かい、お坊さんがお経を上げることです。
この暑い中、汗をかきながら、袈裟をまとった
お坊さんが、何人も歩いていらっしゃるのを見か
けます。
我が家には、明日(9日)、いらっしゃると先日
放送があり、今日は、精霊棚、供花を準備しまし
た。尚、当地区では、お坊さんのことを、
「おじゅっさん」
と呼びます。
この準備を終え、お風呂に入り、その後食事、
そして、いつのまにかうたた寝をしていました。
その、僅か数分の間の夢に、両親が出て来ま
した。久しくみていなかったのですが、やはり、
お盆が近いからでしょうか?
供花を花瓶に生ける際は、いつも、母がして
いた様子を思い出しながら、
「これでいいかな?」
「かあちゃんなら、もっとちゃんと出来ていただ
ろうな」
と思いながら、やっています。
ご先祖様を大事にしていた母。お花をお供え
していた母。今は、お供えされる側になっていま
す。
「ああ、時は移っているんだなあ、そして、これ
が、ずっと受け継がれてきたんだなあ」
と、しみじみ感じています。