先日、海沿いのお宅に用事があり、車を降りる
と、ヘリコプターの回転翼のとても大きな音が
響いています。そちらに目をやると、今、正に
飛び立とうとしているヘリコプター。その傍の
救急車の後部が開き、ストレッチャーが出され
てきました。そうです、ドクターヘリなのです。
2つの病院を統合してできた新病院。でも、
そこでも手に負えない事態があるのです。
離島ゆえ、高度の医療が必要となった時は、
救急車がフェリーに乗ります。高松まで1時間
強。一刻を争うには、あまりに長い時間。
これがずっと続いてきました。ドクターヘリ導入
後は、スピードアップにより、より多くの患者を
救えるようになるでしょう。朗報です。
但し、このドクターヘリ発着場の選定には、
詳しくは書きませんが、いいかげんな部分が
あったのです。それを経ての決定です。
ちなみに、この、現在の発着場、1976(昭和
51)年の台風による大災害の土砂崩れで出た
大量の土砂を使用した物の一つです。中学への
バス通学。窓から見えるガードレールの外は、
すぐ海でした。それが埋め立てられ、海岸線は
遠くへ行き、公園もでき、幼い子を遊ばせている
若いお母さんを見ることもあります。