1889年の今日は、喜劇俳優であったチャールズ・チャップリンがイギリスで生まれた日だよ。
▼本日限定！ブログスタンプ
のは、小学校高学年でしょうか。このスタンプにも
ある、帽子、ステッキ、燕尾服でおどけて歩くのを
よく見ました。また、そんな姿がデザインされた
日用品もよく目にしていました。
中２の時、彼は亡くなりました。晩年の歩く姿も
放送されました。これが、僕が見た、彼の最初の
実像だったと思います。
以降、段々、彼の映画を見る機会が増えてきま
す。ＮＨｋ ＢＳで特集された際は、その殆どを
見ました。
無声映画時代の、皮肉が効いた、それでいて
大笑いした作品、トーキーになってからの、
じーんとくる作品。特に、「街の灯」。
そして、「独裁者」。ラストの演説は、彼自身の
魂の叫びでもありました。
かつては、この作品、当時のヒトラーら、独裁者
への抵抗、怒りを感じながら見ていましたが、
まさか、自分が生きている時代の日本で、その
再現を見る日が来ようとは、思いもしませんでし
た。
昭和の妖怪の残滓が、我が身のことのみを考え
好き放題に振る舞う。放送は弾圧され、改変、
制作者、批判的な発言をするものは、どんどん
辞めさせられていく。
チャップリンも、赤狩り、ハリウッド追放などの
目に遭いましたが、そんな時代を彷彿させます。
また、来日したチャップリンを暗殺する計画も
あったそうで、実に恐ろしい時代だったものです
が、ヘイトスピーチ、デモが堂々と行われ、しかも
それが、警察に警護されての上で行われている
という事態に、戦慄を憶えます。
「時代は繰り返す」と言いますが、決して、そう
してはいけません。市民の民度も試されている
と思います。