「平成の大合併」の狂騒曲に煽られ、強行され
た、小豆郡3町の内の2町合併。
「赤字、医師不足解消」を宣伝文句に、反対の
声を無視して、同じように強行された、郡内
2病院の統合。
その結果は、「案の定」なことばかりです。
・休診日が多い
これは、慢性的な医師不足によるもの。
2病院時代は、岡山大、香川医大両方から
医師が派遣されていましたが、統合後は、
岡山大が引き揚げる形になってしまいまし
た。
残った香川医大も、「2年でこちらに戻す
から」と、強い要請で、どうにかやっている
状態で、まとまった人数、安定した配置など、
望める筈もありません。
・多額の赤字
これは、上記の理由で、医師不足による
休診日の多さのせいで、診療報酬が少ない
ことに起因しています。
なのに、隣町の町長は、
「医師不足は解決した」
と発言したとか。
現場で働く人たちは、医師、看護師不足解消に
ついて、
「そんなことを思っている人は、1人もいない」
と言っているそうです。
「兎に角、進めれば何とかなる」式の、無計画
な行動で泣くのは、いつも弱者なのです。そして
責任者たちは、誰も責任を取らないのです。