2017年度プロ野球セントラルリーグの
クライマックスシリーズ、ファイナルステージは、
DeNAが広島を下し、日本シリーズ出場を決め
ました。広島は、2位阪神に10ゲーム差、3位
DeNAには、14,5ゲーム差をつけて、ペナント
レースを圧勝したのに、日本シリーズには、出場
できません。
こういう事態は、クライマックスシリーズという
制度ができた当初から想定できたことです。
143試合の長丁場、全力でしのぎを削り、その
成果の優勝。その価値が、日本シリーズ出場を
決める、ほんの数勝分の優先権に過ぎない、
こんなことがあって良いのでしょうか?
この制度は、1リーグ制など、プロ野球の存続
に不安が沸き上がった際、セ・パ交流戦と同様
に、その対策として誕生しました。プロ野球機構
の資金源にもなります。
でも、お金のためなら、道に外れた
こともやる、僕は、クライマックスシリーズを
そう考えています。
「クライマックスシリーズ」だ、「ファイナルステー
ジ」だ、とシャレた名称を付けてはいますが、
本筋を誤魔化しています。マスコミは、「史上最
大の下剋上」などど呼んでいますが、そんな
風に面白おかしく騒いではいけない、間違った
制度だと考えます。
僕は、たとえ、自分の好きなチームが、リーグ
戦2位か3位でクライマックスシリーズに進出し
ても、1位=優勝チームが日本シリーズに出場
するように、そちらを応援します。
クライマックスシリーズ・・・本当の名称は、
理不尽シリーズなのです!