気温もやや低くなり、雨も続き、数日来、
セミの声を聴かないでいました。
「ああ、今年も、あれが最後の声だったのか」
と思っていましたら、晴れ上がり、暑さの戻った
一昨日、クマゼミとミンミンゼミ、昨日は、ツクツク
ボウシが鳴いていました。
「八日目の蝉」という物語があります。母と子の
関係を描いたものです。
(映画版は、小豆島ロケもありました。)
その題名ーセミが地上で生きられるのは、あま
りに短く、1週間とも言われています。(例外は
ありますが)その翌日、つまり、八日目の蝉
は・・・
長い歳月を経て地上に出ても、涼しい風の中、
一度も声を挙げずに死んでいってしまうセミも
いるんだなあと、しみじみ考えています。
今日も、暑い日中。セミたちが、思いっきり、
その生涯を燃焼することができれば、と思って
います。