皆さん、「電照菊」をご存知でしょうか。日が短く
なると、菊は花芽を付けます。
そのため、夜間、照明を当て、菊に、「まだ、日が
長い」と思わせて、花が咲くのを遅らせる栽培方法
です。
小豆島の旧池田町は、かつて、その日本三大産地
の一つに挙げられていました。暗い夜の中、その
ビニールハウスは煌々と浮かび上がり、あっちでも
こっちでも、たくさんのきれいな光景が見られたもの
です。
でも、高齢化による後継者難、他の産地の興隆など
により、その数は激減しました。昼間、骨組みを残し、
その役目を終えたハウスがこれまた、あっちにも、
こっちにも見られます。
小豆島では、9月から今頃までがその時季です。
毎夜、出勤のため車を走らせながら窓の外に
映る景色。
「前はもっと多かったのになあ」
といつも思っています。
代わって、「電照いちご栽培」が増えているようです。
「これは、どっちかな?」
と迷って見ている僕です。