小学生の頃は、この習慣を知らなかったのか、記憶
がありません。中1の時には知っていました。
初めて女子からチョコレートをもらったのは、高2。
「顔なじみの子にあげる」感じの物とわかってはいまし
たが、それでも嬉しく、なかなか食べられませんでした。
その頃は、まだ、「義理チョコ」と言う言葉はありませ
んでした。お菓子会社の販促展開として出てきたこの
言葉、いくら実態がそうであっても、そこまであからさま
に言わなくてもよいのにと思います。
以前は、「女性が、自分から告白する、特別な日」と
して、大事な日に思えていました。
でも昨今、「友チョコ」、「自分チョコ」なども登場する
ようになり、その感慨も薄れてきてしまいました。
ある年の、TBS系「クイズ100人に聞きました」で、
「バレンタインデーは、元々、どういう日?」という問い
に、出場者が、「バレンタインさんが亡くなった日」と
答えると、スタジオ観覧者の多くが笑いました。でも、
これが正解なのは周知の通り。何でも自分が正しい
と思っていると、思わぬ事で、他人を傷つけてしまい
かねません。自戒せねば。
最後に、少々、甘酸っぱい想い出を。
昔、密かに想っていた同僚からのチョコ。久しぶりの
バレンタインデーのチョコ。義理チョコとわかっていて
も嬉しく、大事に想い、これも、なかなか食べられず、
長い間残っていました。彼女、今、どこでどうしている
のでしょうか。元気で幸せに暮らしていて欲しいです。
ペドロ&カプリシャス「五番街のマリー」を思い浮か
ます。