洋品店に、「入学おめでとう」の文字と共に
菅原道真公の顔が描かれたピンクの紙が
貼り出されていました。もう、そんな時季なんですね。
僕が小学校高学年の頃から、学生服のCMをよく
見るようになりました。
一つは、「カンコー学生服」。学問の神様、菅原道真
公を、「菅公(かんこう)」と呼ぶ事から付けたらしいと
聞いたのは、大人になってからでした。こちらは、桜田
淳子さんが、詰襟、ズボン姿で、笑顔で、軽やかに
歩いていました。
もう一つが、「フジヨット学生服」。こちらは、山口百恵
さん。当時、大人気の花の中3トリオの2人がしのぎを
削っていたのです。
この2人、中学の学年誌でも競っていました。
淳子さんが「中1コース」、百恵さんが「中1時代」。
どちらも、年間購読を予約すると、芸能人の記事等が
載っている手帳、万年筆がもらえました。僕は「コース」
でした。この時手にした万年筆が、生涯で初めての物
でした。少し、大人になった気分でした。
因みに、「コース」の前年のアイドルは、アグネス・
チャンさんでした。
当時は、子どもの多い時代。腕時計の特典の白い
ギターなど、メーカーも盛り上がっていたのですね。
時代は移り、制服のCMで女性アイドルが詰襟
姿になる事はなくなりました。そして、やがて、男子の
制服が、詰襟からブレザーに替わっていきました。
少子化で、小学館の学年氏が休刊、中・高の学年誌
もそうなのでしょうか。寂しいです。
ブレザーに