人間が己の欲望のためなら、ここまで残酷になれる
のか・・・ナチス・ドイツのアウシュビッツ、ポルポト派
による虐殺、現在も続くイスラエルの殺戮。そして、
日本は明治維新の「富国強兵」思想の下、破滅の
坂を転がり落ち、徴兵された多くの若者の死、各地
の空襲、沖縄の地上戦、そして、ヒロシマ、ナガサキ
と、二度に亘る原爆の惨状の末、やっと、平和な世
を手に入れる事ができた・・・と思ったのだが・・・。
母との会話、ドラマ「慟哭の花」などにより、僕は
小学1年生から、その歳に応じて、平和を考えてきま
した。毎年、この日の平和記念式典をテレビで見て
きました。平和の鐘を鳴らす方々の世代が変わり、
参加者の高齢化、また、若者世代への広がり、と
願いは受け継がれています。一方、首相が変わり、
政権が変わっても、彼らの顔は犠牲者、平和を望む
市民ではなく、アメリカ様の方を向いたまま。実に
嘆かわしいです。