大阪万国博覧会 | 瞳 まもるのブログ

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幼稚園年長から小1にかけて、よく、三波春夫さんの「世界の国からこんにちは」が聞こえていました。(年齢が解りますね。)そうです。あの、大阪で開かれた、万国博覧会のテーマソングです。僕も、夏休み、父、兄と万博に行きました。弟は、幼稚園年少ということで、母とお留守番でした。それまで、テレビによく映っていた、太陽の塔、動く歩道などが楽しみでした。夜、小豆島発の船で、6時間かけて大阪へ。船体に、あのシンボルマークが描かれていたのを憶えています。

ワクワクしながら到着。大勢の人、人、人・・・。それまでの人生で、最高の人数を一度に見ました。「わあ、すごいなあ!」まさに、感激の連続。太陽の塔も。すぐそばで見たり、動く歩道に乗ったり、みどり館、ガスパビリオン・・・みんな、みんな、かっこよかったです。その写真を、父がカメラ「キャノン・デミ」で撮りました。

万博から帰って、僕は、おたふくかぜにかかりました。母が、その時の写真を見て、「ほっぺたが、少し腫れている」と言っていました。僕は、当時、何の症状もなく、楽しめてよかったです。(まさか、誰かにうつってないですよね。)

二学期になり、先生が「万博に行った人は、その絵を描いて」とおっしゃり、みんなそれぞれ描く中、僕は、なぜか、日立グループ館を描きました。(行けなかった人はつらかったでしょう。)

万博閉幕。「どうか、パビリオンを残して」の願いも空しく、壊されていく映像を悲しく見ました。

大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」。果たして、我々はそうなっているのでしょうか?科学技術は発展。しかし、殺人兵器の威力も増大。世界で争いの絶え間がありません。核兵器転用可能な原子力発電推進の挙句の事故。それに懲りず、まだ、再稼動を目指す人達。まったく、「進歩」も「調和」もしていません。あれは、高度経済成長のエピローグを飾る出来事だったのでしょうか?ろうそくが燃え尽きる前に、一段と燃えるという、そういうものだったのでしょうか?あの、夢いっぱいの子ども時代が、無性に懐かしい、今日、この頃です。