娘は先生大好きで、
などと、明るく幼稚園生活を送っていました。
もう一つ娘が楽しみにしているのが、
プール(游泳)
プール設備が併設されている娘の幼稚園では、週1回プールの授業があり、そのことが、この幼稚園に入園を決めた理由の一つでもありました。
それに加えて、夕方の習いごととしても週に1回通っていたので、週2回のプールの日をとても楽しみにしてました
そんな毎日が変わってしまったのが……
一時帰国
でした
新生活から4ヶ月後、
11月から約1ヶ月間、日本に帰国しました。
1週間は義理実家に。残りは私の実家に滞在しました。
海外引越し前に住んでいた場所にも遊びに行き、保育園のお友達とも再会して、1泊2日たくさん遊びました。
台湾に来てから同じ年齢の子と一緒に遊んでいる姿を見ることがほとんどなかったので、
とても楽しそうにあそんでいる娘の姿がとても嬉しかったし、言葉の遅れなども特に感じなかったので安心もしました
たくさんの日本語を浴びて、たくさんみんなに話を聞いてもらって、とても娘は嬉しそうでした
そして、台湾に戻ってきたら…
「幼稚園に行きたくないー

」
が始まったんです。
久しぶりの環境に緊張しているのは伝わってきました。
毎朝嫌がりながらも通い、
帰ってくると楽しかったとはいうけれど。
うーん、どうしてあげるのがいいのか…
私が想像した理由は、
・日本語で友だちと話して遊んだことがすごく楽しかったからこそ、まだまだうまく言葉にできない中国語での生活を辛く感じている
ということなのかなと。
しばらくは、朝も夜も少しゆっくりと準備をしたり話したりできるように意識しながら過ごしました。
また、先生方も、いろんなプレゼントを娘に用意してくださいました。
それは、手に押すスタンプのこともあれば、シールや小さなお菓子を持たせてくれることもありました

ときには、すごく丁寧に髪を可愛く結んでくれたり。
こういう台湾のゆるっとした優しさに、とても助けられました
日本だと、公平性のほうが優先されるので、
誰かだけになにかをしてあげる
なにかプレゼントをあげる
とかって想像ができないんですが、
台湾では、
いい子だね

頑張ってるねー

などと、先生が個人の感覚で一人一人に接してくれるような印象です
そのおかげもあって、1ヶ月ほどかけて、緩やかに、少しずつまた園を楽しんでくれるようになりました
今回、娘と向き合う時間の中でふと感じたのは、
ワーママのときに同じ状況が起こったとしても、ここまでの余裕はなかっただろうな
ということ
この駐在妻という生活をしていることで、得られることもたくさんあるんだなと改めて感じることができました
まだまだ自分で言葉にすることが難しい年齢の娘から、
どのような気持ちなのかという言葉を引き出し、
その言葉をどのような意味として使っているのかを確認し、
実際にあった出来事をていねいに聞き出す
そんな作業をとても意識的にしました。
そのことで、全く想像していなかった出来事が原因の1つだったことも分かりました。
それらを対処できたことは、私たち親にとっても、自信に繋がりました
そして、もう1つ収穫だったのは、
キャリアコンサルタントとして学んだカウンセリングの技法を、今回の場面でも活用できたということです
娘が「行きたくない」と言っている背景に
どんな出来事や感情があるのか。
それを先入観で決めつけることなく、彼女の言葉で整理していくこと
を手伝えたのかなと思っています。
娘はおそらく、言葉を溜めて溜めて、自信を持ててから出していくタイプなんだと思うので、
本人もまだ
「私は中国語がしゃべれないから」
って言ったりします。
でも、先生からは、
「お友達と遊んでるし、言葉は理解できているから全く問題ないよ」
と聞いているので、
先生やお友達の力を借りながら、
これからの成長も見守っていきたいと思います

