*優亜side*
愛里とは連絡が途絶えたけど、また、
井吹君と付き合うことになった。
それから5年。私たちは結婚した。
「愛海~、ごはん、できたよぉ」
「はぁ~い!おかあさん、いまいくよぉ~」
子供も生まれた。
愛海とかいて、<あみ>。
愛里の「愛」という字も使った。
愛里との思い出を忘れないように・・・
あの日、私が怒って帰らなかったら。
愛里と、智樹くんと、3人で、仲良く出来たのかなぁって
思うと、胸が痛む。
≪ピンポーン≫
誰かが来た。
「優亜、久しぶり!」
それは、愛里だった。
「愛里!どうしたの?」
「優亜が、結婚したって言うから。
ちょっと来てみたの。」
「愛里・・
あのとき、怒って帰っちゃって、ごめんね。」
「ママぁ おそぉい
はやくかぇろぉょぉ。」
「も~う 萌瑠
ちょっとくらい待ちなさいよぉ。」
「あれ?子供?」
「うん。萌瑠。優亜って、
子供いるん?」
「うん。愛海。また愛里にあえたらいいなぁって、
愛って字、使ったよ。」
「優亜・・・」
その時、愛里は泣いていた。
「ありがとう、愛里・・・」
「これからも、仲良くしようね。
また、遊びに来るから。」
私たちはまた、永遠を約束した。
「今度こそ、永遠だよ。」
「うん」
さっきまで泣いていた愛里の顔は、
笑顔に変わっていた。
「じゃあ、またね。萌瑠がうるさいから・・・」
「うん。またね・・・」
そして、愛里は帰って行った。
「逢えて、よかったな。」
私はそう思った。