潮の満ち引きは、月の引力によって起こる現象です。
人のからだの約70%が水分であることを考えると、
私たちも月の影響を無意識に受けているのはごく自然なことかもしれません。
日が昇ると目覚め、日が沈むと眠くなるというリズム
これも太陽の動きに合わせて私たちの体内時計(概日リズム)が整えられている証です。
そして、生理周期と月の満ち欠け(約29.5日)がほぼ一致していることも、
私たちがどれほど自然の秩序と深くつながっているかを物語っています。
本来、私たちは自然の一部であり、調和の中で生かされています。
ところが、忙しさや情報の多さに押し流される現代では、そのリズムから無意識にズレてしまいがちです。
現代社会で失われがちな自然との繋がりを取り戻し、
心身のバランスを整えるための
「気のメンテナンス」としての3つのステップをご紹介します。
自然の流れを内側に思い出す、シンプルな実践です。
気のメンテナンス|自然のリズムに調和する3つの実践ステップ
① 静かに立ち止まり、自然のリズムに意識をゆだねる
目を閉じて、風の音に耳を澄ます。肌にふれる空気の温度、草の匂い、小さな葉の揺れ……
五感で感じ取れるものを、ただそのまま感じ取ってみましょう。
「これは何の音?」と分析したり、「風が強いな」と何かと比べて判断せずに。
ただその場に身を委ね、感じたものすべてを受け入れるように、意識をひらいていきます。
そのとき、自然の静かなリズムが、あなたの内側にも、そっと流れ込みはじめるはずです。
たとえば風のそよぎ、葉音、小川のせせらぎ……。
これら自然界の音には "1/fのゆらぎ" と呼ばれるリズムがあり、
規則と不規則が調和したその波は、
私たちの脳波や自律神経を整える効果があるとされています。
② 自然の秩序に、心の動きを重ね合わせる
自然の流れはとても静かで、力みのないものです。
鳥が飛ぶ。
雲が流れる。
雨がただ落ちてくる。
その背後には、どこまでも整った秩序があります。
そのリズムの中に、自分の呼吸や心の動きをそっと重ね合わせてみましょう。
自然の静かな流れに、
意識がやさしく包まれていくようなイメージを持つと、
心がほどけていきます。
身体の力が抜け、余計な考えが静まり、ふと "気" の存在を内側に感じる瞬間が訪れるかもしれません。
③ 日常の中で、自然の感覚をふと思い出す
自然の感覚は、日常の中でもふとよみがえります。
たとえば、朝の通勤電車で窓から差し込む光を見たとき。
仕事の合間、ふっと深呼吸をしたくなったとき。
寝る前に、空を見上げたとき。
そういう瞬間に、「葉音のリズムだ」「風の流れを感じた」と思い出してみてください。
忙しい日々のなかでも、自然の秩序が心に息づいていれば、慌ただしさに流されずに、自分のペースで穏やかに過ごすことができます。
自然な流れを、内側に思い出す
自然を感じることは、木や花そのものに触れることではなく、
その背景にある「秩序」や「リズム」に、心をひらくことです。
それはまるで、雨がただ静かに落ちるように、 風がただ吹くように
頑張らなくても、整っている世界です。
流れに逆らわずとも、進んでいくエネルギー。
その感覚を、自分の内側にそっと思い出すことが、
今この時代に生きるわたしたちにとって、
とても大切な「気のメンテナンス」だと思います。
ぜひ、今日という一日のどこかで、 自然のリズムをふと思い出してみましょう。
この『気のメンテナンス』を試してみて、何か感じたことがあれば、ぜひコメントで教えてください。
