いつも英語授業用教材サイト「You and I」をご利用いただき、ありがとうございます。
2025年8月にサイトの更新を再開してから、1年以上が経過しました。再開当初は、再び多くの先生方に利用していただけるのだろうかという思いもありました。しかし、アクセス状況やアンケートに寄せられたご意見から、少しずつ見えてきたことがあります。
今回は、2026年10月13日までのアクセスデータと、25名の方に回答していただいたアンケートの結果を紹介します。
アンケートは継続して行っていますので、皆様のご意見・ご感想をお寄せください。
📝 [You and I サイトリニューアル1周年アンケートはこちら]
(3分ほどで終わる簡単なアンケートです。ご協力よろしくお願いいたします!)
1.累計12万アクセス、今年は約1万人規模の利用
FC2カウンターでは、累計アクセス数が12万に達する規模となり、サイトの更新再開後の1年間では約2万のアクセスがありました。
なお、FC2カウンターは、同じ人が同じ日に何度ページを開いても基本的に1回として数える仕組みです。ページビュー数とは異なり、累計12万も訪問した実人数が12万人という意味ではありません。
一方、Googleのアクセス解析では、2026年1月1日から10月13日までに、サイトを利用したユーザーが約9,850記録されました。初めて利用したと判断されたユーザーも約8,850に上ります。
この数字は実際に利用した先生方の人数そのものではなく、教員以外の利用者や端末・ブラウザの違いなどによる重複が含まれる可能性もあります。それでも、今年に入ってからも多くの方がサイトを訪れ、新たにYou and Iを知ってくださる方がいることが分かります。
長く利用してくださっている先生方に加え、新たな利用者にも教材が届いていることは、今後の教材づくりを考えるうえでも大きな励みになっています。
2.検索から、そして先生方の紹介から
では、先生方はどのようにしてYou and Iを知るのでしょうか。
アクセス解析では、Google検索からの利用が最も多く、BingやYahoo!などの検索、直接のアクセス、note.comからの流入も確認されています。
また、アンケートでサイトを知ったきっかけを尋ねたところ、25名の回答は次のようになりました。
| きっかけ | 人数 |
|---|---|
| Google検索 | 13名 |
| 教員同士の紹介 | 7名 |
| Yahoo!検索 | 3名 |
| 教育関連サイト | 2名 |
最も多かったのはGoogle検索でした。一方、注目したいのは、教員同士の紹介が7名、全体の28%を占めていることです。
実際に教材を使ってくださった先生が、別の先生に紹介してくださる。そして、紹介された先生がサイトを訪れ、教材を使ってみる。そうしたつながりも、利用の広がりを支えているのかもしれません。
以前、近くの学校の先生がYou and Iの教材を紹介してくださったことがありました。紹介された先生は、教材を作っているのが私自身だとは知らなかったそうです。
自分が知らないところで教材が紹介され、授業に使われている。これは、サイトを運営している私にとって印象深い出来事でした。
今回のアンケートだけで利用の広がりをすべて明らかにできるわけではありませんが、検索で見つけてくださる方と、先生方のつながりを通して訪れてくださる方の両方がいることが分かりました。
3.よく利用されているのは、英語の基礎文法の教材
アクセス解析でページごとの表示回数を確認すると、トップページに加え、中学校英語の基礎となる文法教材が多く閲覧されています。
2026年1月1日から10月13日までの主なページは、次のとおりです。
| ページ | 表示回数 |
|---|---|
| トップページ | 24,538 |
| 3人称単数現在のs | 1,375 |
| 授与動詞(SVOO) | 1,019 |
| be動詞(I am・You are) | 932 |
| have to(~しなければならない) | 895 |
| 3人称単数現在の否定文 | 809 |
| 一般動詞の疑問文(3人称単数) | 796 |
| 一般動詞の疑問文・否定文 | 765 |
表示回数には、同じ人が複数回ページを見た場合も含まれます。そのため、利用者数そのものを示す数字ではありません。
それでも、3人称単数現在のsやbe動詞、一般動詞の疑問文・否定文など、基礎文法の教材が繰り返し利用されていることが分かります。
You and Iでは、文法の形を示して覚えてもらうだけでなく、「なぜその形になるのか」「どのような意味を表しているのか」を理解できるようにすることを大切にしています。こうした教材を必要とする先生方がいることを、アクセス状況からもうかがうことができます。
4.アンケートから見えてきた、先生方が感じている価値
今回、アンケートには25名の方が回答してくださいました。中学校の先生が23名、高等学校の先生が1名、その他の学校・教育関係者が1名です。
教材の満足度は、次の結果となりました。
-
非常に満足:14名
-
満足:10名
-
普通:1名
「非常に満足」と「満足」を合わせると、25名中24名、96%でした。これは回答者の結果であり、サイト利用者全体の満足度を示すものではありませんが、実際に利用してくださっている先生方から評価をいただけたことをうれしく思います。
利用目的では、授業での説明にPowerPoint教材を使う方が19名、言語活動や対話活動に使う方が15名、ワークシートを使う方が13名でした。また、教師自身の授業準備や知識の整理に使う方も11名いました。
教材を利用して感じている効果では、次の3項目がそれぞれ15名でした。
-
授業準備の負担が減った
-
基礎を定着させるための練習を十分に行える
-
視覚的な教材によって授業への関心が高まった
さらに、12名が「文法の理解が深まった」と回答しています。
これらの結果から、You and Iの教材は、授業準備の負担を軽減するだけでなく、文法の理解や練習を通した定着にも活用されていると考えられます。
5.先生方から寄せられた声
アンケートでは、教材について具体的な感想もいただきました。
「文法の解説から演習までオールインクルーシブで活用することができる。」
「文法の場面理解を助ける教材が多く、文の構造を視覚的に捉えながら理解を進めれるところ」
「スモールステップでドリルにとりくめること」
「授業準備の負担(演習プリント作成)が大幅に減らせる。おかげで、生徒に向き合う時間が増えています!」
また、長く利用してくださっている先生からは、次のような声も寄せられています。
「その文法の『基本的な形』だけでなく、ネイティブの感覚まで学べる教材。」
「教員である私自身がその文法について学びを深めるきっかけになりました。」
こうした声から、教材をすぐに使えることだけでなく、文法の説明、場面の理解、段階的な練習などが組み合わさっている点も評価されていることが分かります。
私が教材を作るときに大切にしてきたのは、英語の本質を捉え、それを中学生が理解できる形にすることです。
写真やイラストで場面をイメージできるようにし、例文を通して意味を考え、繰り返し練習できるようにする。理解するための教材、練習するための教材、定着させるための教材、そして実際に使うための活動。それぞれの役割を考えながら、生徒の学びを支えたいと考えています。
教材が授業準備に役立つだけでなく、先生方自身の理解を整理し、深めるきっかけにもなっていることは、私にとっても興味深い発見でした。
6.これからのYou and I ― Learning Designへ
You and Iは、授業で使えるPowerPoint教材やプリントを配布するサイトとして始まりました。しかし、教材を作り続ける中で、私が大切にしてきた考え方も、少しずつ言葉にできるようになってきました。
それが、**「『なるほど!』が学びを動かす」**という考え方です。
中学生が理解できる形で、英語の本質を捉える。その理解を、その先の学習にもつなげる。これが、教材づくりの根底にある考え方です。
英語の授業では、目的・相手・場面を意識して、実際に英語を使う活動を行うことも大切です。一方で、英語を技能として身につけるためには、繰り返し練習し、知識や表現を使える形にしていくことも欠かせません。
理解して終わりではなく、練習し、定着させ、活用する。それぞれの学習活動の役割を考え、授業全体を設計することが重要だと考えています。
今後は、個々の教材を提供するだけでなく、教材をどのようにつなぎ、どのように授業を組み立てていくのかという「Learning Design」についても発信していきたいと思っています。
教材そのものを大切にしながら、その教材を生かす授業づくりについても考えていく。それが、これからのYou and Iの目指す方向です。
最後に ― 先生方の声を聞かせてください
今回のアクセスデータやアンケート結果は、You and Iのすべてを表すものではありません。それでも、先生方の声から、教材のどのような点が役立っているのか、これから何を充実させていくべきなのかを考えることができました。
アンケートに回答してくださった先生方、日頃から教材を利用してくださっている先生方、本当にありがとうございます。
これからも教材の見直しや更新を進めながら、授業の中で本当に役立つ教材を作っていきたいと思います。
教材へのご意見や、授業で使ってみたときの生徒の反応なども、ぜひ聞かせてください。皆さんからいただく声を、今後の教材づくりやLearning Designの発信に生かしていきたいと思っています。
「なるほど!」が学びを動かす。
これからも、You and Iをよろしくお願いいたします。