知多の大根でおでんを作ります。
まずぬか一握りと一緒に下茹でします。
この簡単なところが一番神経を使います。
この「光輪」の有機の大根、すぐ煮えてしまうのです。
市販の大根とは煮る時間が極端に違うのです。
おでんで一番の主人公は断然大根です。
柔らか過ぎてはなんにもならないのです。
適度な食感がないと。
今回は小さめの大根、よって20分にタイマーをかけました。
竹串を刺して、いい感じです。
少し硬いくらいがいい、まだ煮ますので。
その次にこだわるのが、だしです。
濃い目のコンブとかつお節、それにわが家には欠かせない鶏ガラスープで。
卵とコンニャクを足して10分くらい煮て一晩おき、味を浸み込ませます。
翌日練り物を入れて、煮立たせないように極弱火で煮込む。
こんなに神経をすり減らして作ったおでんですが、孫達はそんなに喜ばない。
そうですね。大人になると好きになる食品のひとつですね。
さー、心をこめたおでんが出来上がりました。
そういえば、昔息子が学生の頃よくクールで食べ物を送ったものです。
ある時、お肉のトマト煮やらと一緒におでんをたくさん送ったことがありました。
返ってきたのが、「何でおでんなんかたくさん入れたの?」と。
今では居酒屋で喜んで食べていますね。