応援している大塚耕平氏の選挙活動も明日まで。
女子会の女子会長としてあまりお役にたてなかったかも知れないが、とにかく当選して欲しい。
そして日本のため、中央で活躍して欲しい、もー、それだけ。
皆様も応援よろしくお願いいたします
ちょっとエッセーを書きました。
お時間のある方はどうぞ。
シール張り
7月に入ると急激な暑さが襲い、気象庁は大急ぎで梅雨明け宣言をした。
こんなに早く、あの名古屋の暑さに突入とは!
私は初めての選挙活動中、次から次にくるお手伝いに体がついていけないのが現状である。
そんな中の一つに愛知県選管の小さな(18mm×10mm)のシール張りの作業があった。新聞折り込み用チラシ30万部に一枚一枚張ってゆくという単純作業である。1枚でも張り残しのないよう確認しながらの作業である。張り残しはかなりマズイとのこと。そんな小さな失敗を鵜の目鷹の目で探している輩がいるからである。1,000枚のチラシに4人で取りかかって約30分もかかった。すると拍手が聞こえた。1,000枚終わって、シールとぴったり合ったのであろう。合えばわざわざ確認しなくて済むからである。
次の日はこの単純作業の効率のいいやり方を教わった。シールの1列[10枚]の端を机に貼り付け、右手で次々とちらしに貼り、左手でページをめくる。なーるほど早い!。3倍のスピードである。私は懸命にやるので、目の疲労と単純作業の飽きで2時間の作業が限界であるのだが。
黙々とシール張りをしながら昔を思い出していた。
ハンバーガーがそこかしこになかった、もう何十年も前の事である。
調理パン製造のわが社は高速道路の自動販売機に収めるハンバーガーを製造していた。お金を入れてボタンを押すと待つこと60秒、ほっかほかのハンバーガーが出てくるといったものである。
始めは少なかったものの、あれよあれよとうなぎ上り。毎日がてんてこ舞いの有り様になっていった。1階、2階の狭い工場はパン箱の山。冷凍庫は増設するわ、自動包装機は導入するわで益々狭くなっていった。
特にお盆とお正月が大量に売れる。一時にそんな大量を作れないので、8月と12月は冷凍業者に保管してもらうため無休での作業になった。
かくしてパートさん達は人間業とは思えない、すごいスピードでの作業ができるようになっていったのである。
ベルトコンベアーの先頭の人はパン下半分に辛子バターを塗り、次の人は玉ねぎをのせる。次の人はハンバーグにケチャップをかけてのせる。次の人はパンの上半分をのせる。それを4人で薄紙に包む。次に薄紙が広がらないように熱を当て固定させる。最後にパン箱に詰めてゆく。これらの効率のいい方法を思いつく優秀な社員もいたが、ベテランパートさん達も作業しながら少しでも素早く出来る方法を考案していったのである。
あまりのてんてこ舞いのときには私にも召集令状がかかる。ゆっくりと流れてくれば私にもできるのだが、精鋭部隊の中で間に合うはずがない。ベテランさんの動作は流れるようにスムーズ。見ていて気持ちがいい。そして簡単そうに見える。しかしやってみると……。
そのでき上がったハンバーガーを1階で包装する。機械が上手に?箱を作ってくれ、そこに人が次々とその箱につめてゆく。メーカー側は最初「1分間に60個が限界です」と言っていた。機械が箱を作れる個数が60個だが、そんなには付いていけないでしょうということだった。しかししばらくすると60個は超えてしまっていた。優秀な箱詰め人一人だけではこれは達成できない技である。彼女が箱に入れやすいようにするサポーターとのコンビでできると言える。
こんな数は無理というような注文をこなしているうちに、それが当たり前になっていったのである。
女性は凄い!
私にはこれが強烈にInputされている。
最後までやり遂げる根性、粘り強さには脱帽だ。
何故なら私には絶対にできない芸当なのだから。