キュウリに切り込みを入れ、重しをして塩水に約2時間塩漬けする
美味しいキュウリが父母の郷里、南相馬市の従妹から送られてきました。
南相馬はまだ原発に苦しめられている所です。
安全な作物を作っていても、風評被害で恐れおののいているのです。
作者は原町胡瓜研究会、放射能の報告書が添付してあります。
最近はすべてあの辺りの農作物には報告書が付いています。
余計な費用がかかって、お気の毒なことです。
田舎の人は何でもやることが大きい。
「いつも家で食べている、キュウリ買って送ったよ。ほんの少しだけれど」と。
ほんの少しどころではないんです。1箱なんだから。
糠漬けにしても知れてるし……。
ということで“オイソバギキムチ”を作ることにしました。
大根の千切り、唐辛子、塩、おろししょうが、おろしにんにく、ニラを混ぜ、切り込みに挟み、保存容器にきっちり詰め、翌日冷蔵庫で熟成させる
さーてまだ熟成していないけれど、どうなることやら。
冬の白菜キムチは、本場の人に褒めていただいていますが、今度は?
なにしろキムチは発酵食品、けっこう難しいんです。
従妹に東日本大震災の前、梨を送っていただいたことがあります。
その美味しかったこと。
本当にあんな美味しい梨は今までに食べたことがありません。
シャキシャキした食感は有機の食感、味も濃いんです。
でもそこは原発後、もう作れないんですって。
何年もかかって土作りからやり始めて、やっと想いどおりの梨になってくれたのだそうです。お客も毎年待ちに待って。
農家の人は身を粉にして働いているのです。働くことが出来ないことが一番辛いのです。わかっていますか?お偉い政府の方々は。