わが家の雑煮、今回はもち菜が少なかったのが残念。柚子をちょっとのせて。
お好みで焼き海苔を手でさいて、一緒に食べる。夫はかつを節も入れていますが。
40年くらい前になりますか、新婚の我々は当時は東京に住んでいました。
お正月に名古屋に来、今は亡き義母にお雑煮を作ってもらいました。
その雑煮の具はもち菜だけ。驚きました。そして感激しました。
お正月にはごちそうが沢山あります。だからお雑煮はシンプルでいいのです。
野菜だけで充分なのです。
ただ義母のは、焼いたおもちではなく切り餅をそのままでしたので汁はドロドロになっていました。
そこでわが家では焼きもちを入れます。ぷーっと膨れるちょっと手前でもち菜を煮ている鍋に入れるのです。そうすれと汁は濁りません。
もちろんシンプルな雑煮ですので、ダシが決め手です。しっかりコンブとかつを節でとらなくては。
わが家では大勢なので、暮れに鍋いっぱいにダシをとり、もち菜をすぐ食べられるように切って、冷蔵庫に入れておきます。お正月には何もしなくてもいいように。
こちらでは最近、もち菜は手に入りにくくなりました。小松菜を「正月菜」と称して売っています。
小松菜ともち菜は違うのに。
おもちをドロドロに野菜と一緒に煮ても、もち菜は荷崩れしないという、優れものなのです。小松菜は崩れてしまう。
もっとももち菜はお正月が過ぎると、売れなくなってしまうのでしょうね。だから農家の方は小松菜を作ったほうがいいのでしょうね。
ですから、暮れはもち菜を探すのに苦労しています。