稲庭うどんとロブスターのサラダ
松久信幸氏、この人はすごい。世界の料理界で一番稼ぐ日本人と言えます。
アルゼンチンやペルーの滞在が彼独自の「ノブスタイル」を確立したらしい。日本料理を、そしてお寿司を世界中に広めたのは松久氏と言っても過言ではないでしょう。
ミットタウンの『Nobu57』は入り口のバーの向かい側上段に1斗樽が並べられてある。なかなかの男っぽい、しゃれた内装です。それら1斗樽は佐渡の北雪のもの。最近北雪を愛飲しているので、何かとてもうれしい気分になりました。
今回は是非アラカルトを食べてみたかったので、あらかじめインターネットでメニューをチェックおきました。それでも迷いに迷って、結局冷たい前菜3品、温かいのを1品、それに手巻き寿司をオーダー。
冷たい前菜の、ハラペーニョ(中南米の唐辛子)で味付けしたハマチ、土佐酢で味付けしたトロは2品とも日本料理であり、日本料理ではまったくないという「ノブスタイル」。
3品目は稲庭うどんとロブスターのサラダ、これには唸りました。うどんの中で一番稲庭うどんが好きだということもありますが、それをパスタのごとくピリ辛ソースに絡めたのには感心しました(これはちょっと真似てみようかな)
温かいガーリックソースのアワビも絶品。最後の手巻き寿司はまあまあでしたが。あちらでは手巻き寿司は海苔の黒い面ではなく、ご飯の白を表面に出している。海苔の黒があちらでは好まれないからでしょうか。
ピリ辛のソースを操る、松久氏の料理を堪能した食事でした。
この日は何故かいつもより少しお酒(シャンパンと白ワイン)が進み、
料金はお酒、税、チップ込みで270ドル