そして今や、医仙もまたこの高麗にとって、なくてはならない医員なのである。開京中がざわめき出すのは必至であろう…
「ヨンア!だめだ!馬車を探させているけど、それらしいものはいないね!この2刻の間に町から出た馬車は、1台も居ないんだよ…だけど、心配しなさんな!あたしら、スリバンだけじゃなく町中に御布令をだしたのさ!この開京からねずみ1匹だって逃がしゃしないよ!」
マンボが珍しく慌てていた。数日前の二人の幸せそうな姿が瞼に蘇ってくる。
必ず見つけ出してやるからね…
町中が同じ気持ちだった…
「私淑!すまぬ。やはり出た形跡がないのだな?ではまだこの辺りにいるということだ…あの辺りまで足跡を追ってきたのだが…消えてしまったのだ。近所の家も全て捜索したのだが…範囲を広げるしかないな。ここは頼んだ!」
チェ・ヨンは焦る気持ちを抑え、冷静になろうと努めた。
今ならそう遠くへは行っていないはずだ…イムジャ…どこに…
その時、シウルが焦って戻ってきた!
「て、大護軍!さっき肩に女を担ぎ上げた体の大きな男を見たという子供がいた!どうする!子供の言うことだが、行ってみるかい?」
チェ・ヨンはパッと顔を輝かせると、慌てて立ち上がる。
「ああ!どんな情報だろうと今は大切だ!行くに決まっているだろう!案内せよ!」
「はいよ!」
チェ・ヨンはチュホンに跨り、シウルをチュホンに引き上げると、男を見かけたという場所まで急ぐ。
着いた先は、牧草をしまっておく大きな倉庫であった。
後を付いてきたチュンソクと二人…刀に手をかける…
戸口に近づき扉を蹴り飛ばす!中には誰もいなかった…
風に紛れ、血の匂いがする…チュンソクがチェ・ヨンを見ると、その顔は青ざめ…鬼剣を握る腕は震えているようだった。
二人が倉庫の中へ入ると、あちこち血が吹き飛んでいた…
チェ・ヨンは、自分でも気づいていないようだった…鬼剣をその場に落としてしまったことに。
血だまりの上に、ふんわりと山になった藁を夢中でかき分ける。まだ温かい人肌に触れた…違う…イムジャではない…男だ。
そこにいたのは下履きだけを身につけた男の姿だった。
他にもいくつも山が出来ている。チュンソクとシウルも慌てて藁をかき分けたが、全て男であった。遺体は全部で4体…皆、着物を剥ぎ取られその後で斬られたようだ…
どういうことか…
血で汚れていない、この者たちの着物を着ておると言うことか…
「チュンソク、シウル!藁を積んだ荷車を探すのだ!全て止めて藁の中を検めよと!!良いか?」
「はっ!大護軍はどうされますか?」
「俺は、ここから一番近い検問所へ行っておる!頼んだぞ!」
「はっ!これを」
と、投げ捨てられた鬼剣をチュンソクがチェ・ヨンに渡すと、チェ・ヨンは大きく頷いた。
***************
「おい!トクマン!お前もっと丁寧にやれよな!もし医仙様がいたらどうするんだ!ばかやろう!」
「まさか、あんな藁の中にいるわけ無いだろ?ここは、隣町の牧場へ行く、藁を積んだ荷車しか通らないんだ!何で俺たちここなんだ?」
トクマンの言うことも最もだった…。さっきからここを通るのは藁を積んだ荷車ばかり…初めのうちは手で藁を探っていたのだが…10台を過ぎた頃から槍の柄で突ついていたのだ。
「ちっ!また来やがった!おい!止まれ!検閲だ!お前たちは何処へ行く?この荷はなんだ?」
一人が荷車を引き、後ろと両脇に一人ずつ…計4人で荷車を押していた。
もう同じ言葉を何度言ったことだろう…すっかり気の抜けてしまっているトクマンだった。
「へ、へい…牧草を隣町まで、は、運んでます…」
何か変な喋り方だなぁ…そう思ったのだが…トクマンは確認を怠ってしまった。
「荷を検めるぞ!」
トクマンは持っていた槍の柄で、数回藁を突き刺していく。
「おい!やめろって!」
真面目なチュモが怒り出す!
「まさかこの中に医仙様とトギがいるとでも思ってるのか?今だっていなかったじゃないか!何もないようだな!良し!行け!」
「へい…」
その時…
「うぅぅぅ~~あぁぁぁ~~」
藁の中から、くぐもった地の底から這い出てくるような音が聞こえてきた。
「なんだ!?おい!お前たち!止まれ!」
トクマンが慌てて男たちの荷車を止めた!
「いぃぃぃ~~~」
「おい!止まれと…」
一瞬トクマンが避けるのが早かった!男達は、藁の中から刀を取り出すとトクマンに斬りかかる!あと一足(いっそく)遅かったら…胸から腹にかけて切られていただろう…
「お前たちが医仙様を連れ去ったのか?!医仙様はどこだ!」
トクマンが長槍で斬りかかるが、相手の方が数段動きが早かった。二人の男たちが、荷車を引き逃げようとしていた!
すかさずチュモが、荷車を押している男の背中に斬りかかる!
「待て!逃げ切れると思っているのか!」
男は背中に目があるかのように、ひらりと避けた。
「あぁぁぁぁ~~」
と、また藁の中から声が聞こえてきた…その_声は徐々に大きくなってくる!
「あっ!くそ!」
その声に一瞬気を取られていると、足に刀が振り下ろされる!
「トクマン!大丈夫か!?」
「ああ…このくらいどうってことない!医仙様を救わねば!くっ!」
トクマンは刀が微かに掠めた足を庇いながら、槍で刀を受け止めていた。その隙にもう一人が、トクマンの背に回り込み大きく刀を振り下ろしたっ!
今日の昼食


火焔ラーメン5辛です
辛いもの命の私
元々辛いんだけど
5辛を食べきりスープまで飲み干すと
ラーメン1杯無料券くれます
でも5辛にするのに500円かかる


(´▽`*)アハハ
馬鹿でしょ~
これはね、多分普通の人は食べられない
辛さだと思います
啜れないラーメン
最後、さすがの私も舌が痺れて
唇が痛くなります
でも食べちゃうんだよね
負け知らずのはるでした
ではまた
おやすみ
(まだ飲むよ
)



火焔ラーメン5辛です

辛いもの命の私

元々辛いんだけど

5辛を食べきりスープまで飲み干すと

ラーメン1杯無料券くれます

でも5辛にするのに500円かかる



(´▽`*)アハハ

馬鹿でしょ~

これはね、多分普通の人は食べられない

辛さだと思います

啜れないラーメン

最後、さすがの私も舌が痺れて

唇が痛くなります

でも食べちゃうんだよね

負け知らずのはるでした

ではまた
おやすみ

(まだ飲むよ
)





