「う~~ん…」
小さな寝台の上…チェ・ヨンの腕の中で小さく丸まっていたウンスが寝返りをうつ…
「ふっ…イムジャ…」
チェ・ヨンがいたずらに首筋に口付け、幾度となく花びらを散らすと、眠っているはずなのに、甘い吐息がウンスの唇から漏れてくる…
「あっ…いやっ…もう少し眠らせて…チェ・ヨン…」
「ダメです!もう起きねば…イムジャ!俺が気づいていないとでも?」
「…やっぱりばれてた?ふふ…起きるわよ!もう…これ隠れないじゃない!あなたったら…」
「隠す必要もない。あなたは俺の妻なのだから…」
おはよう…と長い口付けを交わしたあと…二人は、身支度を整えイ・セクの元へ行く。
「イ・セクさん、おはようございます。良く眠れたかしら?まだかなり痛みます?傷口を消毒しますね?あら、パク先生もいらしたの?おはようございます。早いんですね?」
「ふぉふぉふぉ、イ・セク殿は昨日は眠れんかったようじゃよ…」
「えっ?ごめんなさい!痛み止めを出しておけば良かったわね。言ってくだされば良かったのに…」
「お前さんたちが眠らせなかったんじゃよ、ふぉふぉふぉ…わしも今宵は泊まるでなぁ…また今宵も期待しとるぞ、大護軍よ」
「イムジャ…今宵は爺に任せ、家に帰ることにしよう」
「あっ…イ・セクさん…ご、ごめんなさい…そうね。パク先生お願いします」
「ふぉ?い、いかん!いかん!わしだけじゃ、ちぃとばかり不安でな…医仙もおってくれぬと!さすれば自ずと大護軍も付いてくると言うもの…しかも医仙よ、かなりお疲れのようじゃ…どれわしが治してしんぜようかのぉ~」
「近寄るな!お主の魂胆などお見通しだ!誰が好き好んで爺なんぞにイムジャの声を聞かせねばならぬのだ!さぁ、イムジャ…爺は捨て置き、陛下のところへ参りましょう」
「おーい!待てと言うのに…」
ウンスはチェ・ヨンに背中を押され典医寺を後にする。
今日は宣仁殿ではなく、康安殿の方へ足を運ぶ二人…遅くなりましたとチェ・ヨンが中へ入ると、すでに王様と王妃様、チェ・尚宮にドチが待っていた。
「陛下、お待たせいたしました」
「皆様、おはようございます」
とウンスはぴょこんと頭を下げた。
「陛下、お待たせいたしました」
「皆様、おはようございます」
とウンスはぴょこんと頭を下げた。
チェ・尚宮の目は、確実にウンスの首の印を捉えていた。小さく溜息を吐く…
「医仙よ…昨日はイ・セクのしゅじゅつをされたそうだな…命を救って下さったとイ・セクから言付かっておる。すまぬな…イ・セクは高麗にとって、必要な人物…また医仙にこの国は救われたのだな…あの者たちは医仙を良く知らぬ…失礼な事を医仙に申したと、いたく気にしておった。だが皆もこれで何も言うまい…我らも、二人の事はもちろん認めておるのだ。だがなにぶん…チェ・ヨンと縁を結びたいと申す輩が多くてな…元からも責められておるところだ…だがこれ以上申すなら、大護軍は任を解けと申す…故に決めた。決めたからには早く二人は夫婦であると世に知らしめねばならん。婚儀は二日後、普済寺にて執り行う。よろしいか?」
「チェ・ヨン!やっぱりあなた王様を脅したのね!」
「脅してなどおらぬ!任を解いてもらえば、位もなくなる。なんの位もない俺などと縁を結びたいなどと思う者は、イムジャしかいなくなるだろうと…」
「私はあなたが漁師だろうと農夫だろうと関係ないわ!でもあなたはまだここに居なくてはいけない人なのよ!」
「二人共!いい加減にせぬか!御前であるぞ!全く…少しは成長したのかと思えば…相変わらず…婚儀の件は良いのだな?二人共」
「ああ、もちろんだ」
「…本当に私で…良いんですか?」
「イムジャ!まだ、そのようなことを!誰が異を唱えようと俺の気持ちは変わらぬ!」
「医仙よ、あなたらしくもない…大護軍の言うとおり…医仙の他に誰がこの頑固な大護軍の面倒が見られると?」
「王妃様…ふふ…そうですね…はい!望むところです!」
「既に準備は整うておる。王妃様自ら色々動いてくださったのじゃ」
「ありがとうございます!みなさん…これからも宜しくお願いします」
「大護軍…ようやく手に入るのだな…あれから長く時がかかったが…」
「陛下…はい。ありがとうございます」
二人は、顔を見合わせ口元を緩める。
「医仙よ…衣装は当日のお楽しみじゃ」
「ええ…サプライズは大好きです!王妃様、叔母様ありがとうございます」
典医寺に戻る途中…ウンスは前を歩くチェ・ヨンの袖を掴んだ。「医仙よ…昨日はイ・セクのしゅじゅつをされたそうだな…命を救って下さったとイ・セクから言付かっておる。すまぬな…イ・セクは高麗にとって、必要な人物…また医仙にこの国は救われたのだな…あの者たちは医仙を良く知らぬ…失礼な事を医仙に申したと、いたく気にしておった。だが皆もこれで何も言うまい…我らも、二人の事はもちろん認めておるのだ。だがなにぶん…チェ・ヨンと縁を結びたいと申す輩が多くてな…元からも責められておるところだ…だがこれ以上申すなら、大護軍は任を解けと申す…故に決めた。決めたからには早く二人は夫婦であると世に知らしめねばならん。婚儀は二日後、普済寺にて執り行う。よろしいか?」
「チェ・ヨン!やっぱりあなた王様を脅したのね!」
「脅してなどおらぬ!任を解いてもらえば、位もなくなる。なんの位もない俺などと縁を結びたいなどと思う者は、イムジャしかいなくなるだろうと…」
「私はあなたが漁師だろうと農夫だろうと関係ないわ!でもあなたはまだここに居なくてはいけない人なのよ!」
「二人共!いい加減にせぬか!御前であるぞ!全く…少しは成長したのかと思えば…相変わらず…婚儀の件は良いのだな?二人共」
「ああ、もちろんだ」
「…本当に私で…良いんですか?」
「イムジャ!まだ、そのようなことを!誰が異を唱えようと俺の気持ちは変わらぬ!」
「医仙よ、あなたらしくもない…大護軍の言うとおり…医仙の他に誰がこの頑固な大護軍の面倒が見られると?」
「王妃様…ふふ…そうですね…はい!望むところです!」
「既に準備は整うておる。王妃様自ら色々動いてくださったのじゃ」
「ありがとうございます!みなさん…これからも宜しくお願いします」
「大護軍…ようやく手に入るのだな…あれから長く時がかかったが…」
「陛下…はい。ありがとうございます」
二人は、顔を見合わせ口元を緩める。
「医仙よ…衣装は当日のお楽しみじゃ」
「ええ…サプライズは大好きです!王妃様、叔母様ありがとうございます」
***********
「何か?」
「チェ・ヨン…これから先の人生…ずっとあなたと共に過ごせるのね…なんだかやっと実感が湧いてきて…本当に嬉しくて…」
ウンスは涙ぐんでいた…
チェ・ヨンは、ウンスの耳に顔を寄せると小さな声で囁いた…
「あなたの生涯を必ず守ります…イムジャ、そのような顔であまり俺を煽らんでくれぬか…任務どころではなくなってしまう…」
「えっ?…もう!煽ってなんかないわよ!さぁ行きましょ!」
チェ・ヨンの腕を組み歩き出すと、両側を警護している迂達赤がニヤニヤと笑いながら、二人の様子を覗き見ている。チェ・ヨンがひと睨みすると、みな目を逸らし下を向いてしまう…
「イムジャ…ここは皆の目が多すぎる…」
「だって早く二人は夫婦ですって皆に知ってもらいたいじゃない…今は私のこと知らない人が多いし…嫌?」
「いえ、なるほど。イムジャの言う通りかもしれん…典医寺にお送りしたら、テマンを行かせます。くれぐれもパク侍医には気をつけてくれ」
「うん、わかった。じゃあテマン君とテヒさんのところに行ってくるわね?」
「…それはいかん。俺が戻るまで待っていてくれぬか。」
「心配性ね…は~い、わかったわ…旦那様」
「イムジャ…ふっ今宵はご覚悟を。煽ったあなたが悪い」
「…」
ウンスは少し頬を膨らませ、怒った顔でチェ・ヨンを見上げると…突然声をあげて笑い出した。
「どうしたのだ?イムジャ…」
「私って本当に幸せね…じゃあ早く仕事済ませちゃいましょ?」
ウンスに腕をひかれ、嬉しそうに微笑みながら皇宮内を歩いている二人の話は、その日の内にウンスの言った通り…開京中に広まる事となる…
あの仏頂面の大護軍を骨抜きにした美しき天女…「医仙」
もはや知らぬものは居なかった…







皆様、こんにちは

昼休み なうです

なぜかタイトルが4文字に
許して~ん

昨夜は給与計算に疲れ果て

あっちゅうまに寝てしまいました

今朝、目覚ましかけて4時に起き

書こうと思ったのですが

ついついh様
のブログへ

のブログへ遊びに伺い
癒され
癒され
なかなか帰って来られませんでした

画像を全て堪能したら

ありゃりゃ5時

そこから書き出したので遅くなりました

残りは会社で書きましたヨン

そうそう!
娘の成人式のお祝いコメント
皆様本当にありがとうございました

日曜日に一言ずつではありますが

御礼のコメントを
返信させて頂いております

来年になる前に
お返事できて良かったです

では午後からも
ファイティン



